『”立ち入り禁止区域”解放機構』の本部は旧名 日本 本州 東北 の山の頂に設置されていた。
そして、世界各地に、支部が点在していた。
本部から出動した調査部隊は、山の斜面を駆け降り、デッド・スポットとそれ以外の地域を隔てる、デッド・ウォールの淵に立っていた。
「「「行くぞ!!」」」
という、各部隊長の合図で一斉に崖を飛び降り始めた。
強靭な肉体をもった新人類の彼らが、さらに、厳しい訓練を受け、屈強な戦士へとなっていた。
そんな彼らは、1㎞を超すデッド・ウォールを、一切臆することなく、次々と飛び降りていった。
そして、デッド・スポットの汚染された大地に、軽々と着地し、点呼を始めた。
「いちっ!」「にっ!」「さんっ!」「よんっ!」 ・ ・ ・
そして、全員の着地完了を確認した部隊から、調査を開始し始めた。
調査範囲は各隊、指定の位置から、半径1㎞となっていた。
調査の流れは主に、
大気調査
↓
地形調査
↓
原生植物、鉱物、岩石の採取
↓
原生生物の捕獲
↓
帰還
といった感じだ。
順番は関係なく、とにかく安全第一で、この中の一つでも達成して、もしくは達成できなくても、指令部隊から、帰還命令が下ったり、隊長の判断で帰還することが可能だった。
「すげぇ・・・」
「初めて見た」
「視界が悪いな」
「くっせぇ」
など、各部隊、初めての地に様々な感想を呟きながら、所定の位置に向かい出発し始めた。
煉の部隊も、出発し始めた。
各部隊、デッド・スポットの生物、アンノウンに細心の注意を払い、小走りで所定の位置を目指す。
小走りといても、常人が見れば相当な速さで、100m走だとすれば、軽く5~7秒は行くであろう速さだ。
――すごい、想像以上の場所だ・・・――
と心に思いながら、煉は隊長に着いていった――
そして、各部隊が無事所定の位置に着き始めていた。
それを、本部から指令部隊員として見ていた、断は、素朴な疑問を頭に浮かべた。
――やけにあっさり進んでる・・・。アンノウンはなぜ一体も目撃されないんだ・・・――
断がそんな疑問を感じている時ちょうど、煉の部隊も無事所定の位置に到達した。
「よし、着いた。では、これから調査を始める。まずは、大気調査を始めるぞ、大気サンプリング装置の準備をしろ」
「「「はっ!」」」
部隊長の命令で、他の部隊員が準備を始め、煉も一緒に準備を手伝った。
近くに迫り来る異形の気配を感じることもなく―――
「よしっ。そのくらいでいいだろう」
デッド・スポットの大気のサンプリングを終えた煉の部隊は大気サンプリング装置の片づけを始めた。
すると――
≪緊急事態!緊急事態!≫
「「「!?」」」
各部隊長に指令部隊に、緊急警報が伝えられた。
≪第五部隊が、アンノウンに襲われた!第五部隊長の報告から、敵は、虎に似ているアンノウンとの事だ!近辺の部隊はすぐに援助に向かってくれ≫
煉の部隊はその近くだったため、援助に向かうことになった――
ガルルッ!!
「ぐわぁっ」
第五部隊員は、虎に似たアンノウンに応戦していた。
その虎は、真っ黒な体毛を持ち、金属光沢を放つ、20cmはあろう牙と、鋭い爪をもっていて、普通の虎の約3倍はあろう、全長9mはあろう巨体で、尻尾には金づちのような塊が付いていた。
第5部隊の部隊長ルインは、自身の肉体を硬化させたり、身の回りの物の硬度を変化させることができる、ハードチェンジ(硬度変換)の能力を使い虎の攻撃を受け止め、隊員の身を守り、副部隊長のレビィは己の影を自在に操る、シェイドの能力を使い、虎に向け槍のように尖らせた影を幾度と放っているが、虎の体表は、とても頑丈で、一切攻撃を通さない。
そんなとき、煉のいる第三部隊と第四部隊が到着した。
煉は三十人もの隊員が集まるほどではないようにも思ったが、そんなことよりも、未知の生物を目の前にした興奮の方が大きかった。
煉は部隊長、副部隊長が合わせて6人も集結したこの状況を客観的に見て、勝ちを確実に確信していた。
しかし、自体はそんな単純なことでは済まされなかった。
≪緊急事態!緊急事態!≫
≪緊急事態!緊急事態!≫
≪緊急事態!緊急事態!≫
・
・
・
その日、調査に出た、調査部隊員は100人。
その夜、本部に戻ってきた隊員は、重傷を負った部隊長、副部隊長の20人と、瀕死の8人の隊員、それと、襲いくるアンノウンに恐れなしてただ逃げることしかできなかった、煉のみであった――
▽▲▽▲▽作者コメント▲▽▲▽▲
あぁ、昨日の夜なぜあんなにすらすら書けたのだろう?
って思えるほど、今日は進みが悪く、説明的なのが多くて読みにくかったかなと思います。
や、昨日のもそうかな?笑
まぁ、自分の文章は読むのがめんどくさいと、よくいわれますが、ちゃんとよめば面白いと思うので!
最後まで付き合ってください!
よろしくですm(_ _ )m