突然ですが、私たちの中に「心」はどこにあるのでしょうか。ここだと思う部分に手を当ててみてください。どうでしょう、胸あるいは心臓のあたりに手を当てる方が多いのではないでしょうか?
実際、古代中国では、心は心臓や胸部に宿っていると考えられていました。
英語でも heart は心臓・胸、と共に心・愛情などの意味があり、心のシンボルマークはおなじみの「ハートマーク」で、ご存知のとおり心臓も表します。
好きな人のそばにいるとドキドキする。嫌なことに遭遇すると胸が苦しくなる。運動会のかけっこ直前での胸の高鳴りなど、私たちの感情や思考の状態と心拍や呼吸との関係は深く、私たちが心は胸にあると考えるのは自然のことかもしれませんね。
しかし実は心は、脳にあります。一方、からだの感覚や運動、姿勢などを司るのも脳です。
つまり、からだもこころも、統率するところは、同じ脳にあります。アリストテレスは言いました。
「こころとからだは一つであり、分離できるようなものではない」
人をみさせていただくことを考えるとき、私もこの2つは切り離せないものと考えています。
こころの状態が体に与える影響は胸だけではありません。例えば発汗、鳥肌(ちなみに関西では「さぶいぼ」といいますが(^^;)、手足の震え、瞳孔が開く、筋肉の緊張、耳鳴り、めまい、頭痛、肌荒れ、表情への影響、姿勢や動作への影響、不眠、腰痛などなど。多くのからだ全身の不調に関わります。これらの引き金となるのは‥ 皆さんご存じの『ストレス』です。
ではこのストレスとは、一体何なのでしょうか?これについてもキーワードになるのは、『脳』です。
次回はこのメカニズムについて書きますね
