運動麻痺のある患者さんに
『腕を上げてください』
と言う時と
『口元に米粒がついてるので、取りましょう』
と言う時とでは、どちらが腕が上がりやすいでしょうか。
実は後者の方が断然うまくいくことが多いのです。
なぜか?
色々理由は考えられますが、端的に言うと
脳は 腕を動かすこと自体はあまり知らないから。
? と思った人もいるかも知れませんが
つまり、私たちの脳はふだん 『腕を動かそう』 として腕を動かしてはいない、ということ。
米粒が口元に本当についていたとして、取ろうとするとき
意識の中で
『指を少し曲げて、肘を曲げる筋肉を働かせて、腕を持ち上げて…』
とはならない。
脳は、そんな筋肉の働きは知らないけども
米粒を取ろうとする 『動き』 は知っている
私たち生物は、動かそうと思って動くわけではなく
動く目的があるからそれを 『する』。
『する』 手助けをするために、必要な刺激を与えていくことが重要になります。
PNFではこのように聴覚への刺激も利用しますが
その工夫も大きなウェートを占めます
工夫というのは、その言い回しや表現、強さ、声のトーン、気持ちの入れ方…
対象者の方の目的、性格や年齢、社会背景、職業、趣味、意識レベル、その日の調子・状態などによって
変えられるべきものです
これがバチっと適応するだけで、クライアントさんの反応や運動は大きく変わります。
『動こう』 とするモチベーション(動機付け)を与えるために
人間が持っている、さまざまな感覚へいい刺激を与える
それも PNF なんですyo!
今日も最後までご覧頂き、ありがとうございマンモスm(__)m