怒りを吐きだす方法ブログネタ:最後の出勤 参加中


父の最終出勤日、


母とひなたで
父の会社ビルに行きました。



会社ビルの就業時間時計が終わると、

会社ビルの方からたくさんの人が
出てきました。



父が出てくるのを
待っていた場所が、

交差点に近かったため、


その場所が
会社ビル帰りの人たちの

別れ道になります。



その場所で父を待っていたら、

帰りのサラリ~マンの人たちが、



「じゃあ、元気でな!


ドコかで見かけたら、
声を掛けろよな!!」



「お世話になりました。」


皆、最後のあいさつばかり
でした。



出てきた人の
3分の1の人たちが、

花束を持っていました。



この日、
会社ビル帰りに歩く人たちは、

心なしか、
あまり元気がないようすでした。




父の働く場所では、この時間帯、

退職者の最後のあいさつが
行われていました。



退職のあいさつをした人たちは、

14人。


父が所属していた課の
ほとんどの人たちです。



最初は、50代男性の
あいさつから始まり、


30代女性、40代男性………


若い人も、少なくないです。



退職のあいさつをする人の数が
前例がないほど多いせいなのか、


退職理由が、
理由なためなのか………



あいさつ中、職場の空気が

どんどん重たいものに
なっていったと

父は話していました。



重く、暗い空気の中、

課の中の退職者の
最年長である父は、

最後から2番目に
あいさつしたそうです。



「………これからも会社ビル

地元に残って続いていくように


この会社ビルの発展を

陰ながら見守り続けます。」



退職する人も、
会社ビルに残る人も、

その場にいた女性の人たちは
次々変わる退職者のあいさつに


涙を流していたそうです。




父は言いました。


「こんな事はあってはならない」


と。




このような話が行われている間、

ひなたと母が
会社ビルの外で父を待っていたら、


るりかお嬢様が来ました。



ほどなく、父が
会社ビルから出てきて、


無邪気に歩き回る
るりかお嬢様の姿を見つけ、


どこかホッとしたそうです。




会社ビルに入社し、40年。


父は、何人もの退職者を
見送って来たそうですが、


これほど息の詰まるような
事はないと

帰ってきてから言っていました。



帰って来た父に、

メッセ~ジカ~ドを添えた花束を
渡しました。



父は、この日の事を、


「長い一日だったし、

忘れられない一日だ。」


と話しました。




父は、今月の11日に、

60になります。




先日、3月31日付けで退職。




父の、正式な定年退職までは、

あと残り11日でした。








ひなた