怪猫コテツ観察日記ボーダーライン Borderline -144ページ目

【po5】福は内


怪猫コテツ観察日記ボーダーライン Borderline-祖母の思い出



え~、観察日記プレオープン早々、一週間ばかりお休みしてしまいましたが...

去る3月11日、あの歴史的大津波でたくさんの悲しみが生まれた日から一年

それとは全く別のところで

haru☆の祖母が95年の生涯に幕を閉じました


両親共働きの家庭で育ったharu☆は おばあちゃん子でした


祖母との思い出はたくさんありますが

まだ小さかった頃 ふとしたいたずらで祖母を随分と驚かせたことがあります



その日 祖母と2人きりで家にいたharu☆

祖母がベランダで洗濯物を干している間に こたつの中に身を潜めました


用を済ませた祖母が 静まり返った部屋に入ってきて

こたつの前を通りかかるのを確認したharu☆

ここぞとばかりにこたつの外へガバッと腕を伸ばし

祖母の足首を思い切りつかんだのです


「ひやっ! ビックリした!! 寿命縮むわ も~ξ」

心底驚いた祖母の声に ニヤリとするharu☆

けれども続けて「2度とやらないでね」と念を押されてしまいました


祖母にしてみれば ひと気がなくなった部屋で 突然何かに体の一部を掴まれ

早くも霊界からお呼びが掛かったかと さぞや肝を冷やしたことでしょう


haru☆は幼心に反省したものです


あの時あんなことしなければ

祖母は100歳まで生きていたかも知れません


なんて...



さて 祖母は晩年を施設で過ごしたのですが

そこでの〝遊び〟のひとつに習字がありました


墨汁を含ませた筆で半紙に文字を書くアレです


出棺の際 遺愛品として一連の習字作品も棺に納めることになり

事前に母から「欲しいものがあったらもらっていいよ」と言われたので

haru☆は1枚だけもらうことにしました


それが『福は内筆


決して文字がうまく書けるほうではありませんでしたし

少々認知症だったため どこまで意識的に書いたかは分かりませんが

こうして改めて見ると

祖母が残してくれたかけがえのない言葉のように思えてきます


祖母をゆっくりと見送ることができたharu☆は幸せ者

〝3月11日〟が一層忘れられない日になりました


この世をまっとうした祖母との繋がりをこれからも感じながら

『福は内』の言葉通りたくさん福を招き入れ 多くの絆を大切に生きてゆかねば