妙な上司と『ディヴァイド』と
コテツの職場には
自己顕示欲が異様に強い40代半ばの男性上司がいます
自分がオモシロいと思ったことを 執拗に押し付けてきたり
自分の主張を頑として曲げず 要点の見えない説教を延々繰り返したり
人の人格をむやみに傷つけておいて その自覚が全く無かったり
聞けば 自分で自分のことを「○○さん」と敬称付きで呼ぶとか…
意味が分かりません
その彼が 帰り際のコテツに話し出しました 『北斗の拳』について
多くは書きませんが 大要はこうです
「俺はジャギに似てるけど なりたいのは雲のジュウザだ」
ケンシロウへの恨みから 後に彼を騙って悪事を繰り返し 彼に倒される
雲のジュウザ南斗五車星のうち最強の拳士 我流の拳を以て自由奔放に生きるが
自分の立ち位置を理解した後はラオウに挑み 散る
それを聞いたコテツが 自身をジャギとする理由を尋ねたところ
「何故なら俺は 人格破たん者だからだw」と
冗談めかして答えたそうで
彼としては笑いを取るつもりだったのでしょうが コテツにしてみれば
「まったく以てその通りだわ!!!」
って言葉が喉元まで出掛かるのを抑えるのがやっと
そこで煽り見た時計の針は先ほどより20分も経過していて...
もう いい加減にしてやってほしいもんです
さて
その上司と同レベルで不愉快指数100%な映画が
『ディヴァイド
』
壊滅状態のNYで地下シェルターに逃げ込んだ男女9人が
見えない恐怖により精神に異常をきたしていく様子を描いた
シチュエーションスリラーなんですが
話の主軸となる〝精神崩壊〟の前提として本来あるべき
人間の〝道徳心〟が端から破たんしてる上
人物像や状況設定が唐突&説明不足でうやむやなまま進むため
終始納得できないことずくめ
次々に引き起こる問題がこれに起因してるようにしか見えず
登場人物の超絶な変貌ぶりよりもそっちが気になって悶々とします
まぁ変貌ぶりやスプラッター要素も充分不愉快(決して痛快ではない)なので
途中で退席する観客すらいらっしゃいましたが ←実話
唯一 作品の核心に迫れるのはラストシーンの風景でしょうか
これを目にした劇中のキャラクターとは裏腹に
作品としての希望だけは見出すことができましたから
いや~ それにしても 作品タイトル(The Divide)の妙!

