【po9】kocorono③
2度目の休職―――職場での未来を揺るがすこの事態を
コテツがどうして承諾することにしたのか
そこには 休職を打診してきた上司との関係が大きく響いたといえます
そもそもこの上司には
長い間 ウツ状態で引きこもり生活を続けている身内がいるらしく…
上司も身内のことですから ほっとくわけにいかず
なんとか社会に引き戻すべく(※表現に語弊があるかも知れません)
そういった方面のことをいろいろ勉強したようで
他の人よりも多少は免疫や見識があったわけです
そんな中 新しく異動してきた部下(
)には精神疾患があると聞く
見てると確かにいつも仕事がきつそうで
日頃の言動にも少なからず問題が・・・ ←
このままではコイツは仕事に潰されて いつまた倒れるか分からない
そしたら再び復帰するのに きっと前より時間が掛かる
いや もしかしたらそのまま復帰できなくなるかも知れない
連れ合いがいてそれでは 堪らないだろうし
今(直属の上司が自分)のうちに何とかしてやらねば
―――と そう考えたかどうかは定かじゃありませんが 
そう受け取るに足る心の大きさ そして思慮深さを持った上司です
かつ仕事もできますから
コテツにとって尊敬し 信頼できる相手だったんですね
「この人がいうんだから 間違いない」
部下にそう思わせてくれる上司って なかなかいない気がしませんか
少なくともコテツには 珍しいことで
性が合わない!と愚痴ることもありながらも
芯の部分では充分に信用していました
だからこそ 決断に時間は掛かりましたが
2度目の休職を受け容れることにしたのです
~④へ つづく~
