ノブロウのこと①
いつぞやの日記にも登場した コテツとよく行く古本屋の隣りのカフェには
ある1人の男性店員が常駐している
柔らかパーマに物腰も柔らかく 鼻にかかるような声を出す彼は
どこか乙女を感じさせ
客への細やかな気配りが 一層その印象を確かなものにしていた
かつて そんな〝気配り上手〟が仇となり
彼の犯した重大なミスが原因で
コテツ(同時にharu☆も)の足が店から遠のいたことがある
どんなミスかって
haru☆たちが週1で店に通い始めて3度目の清算時
「いつもありがとうございます♪」
彼はそう言ってコテツに微笑みかけた
それだけ
ただそれだけのことで 以降1年もの間
店の顧客が2人減ることになろうとは 何の痛手もねw
いったい何がいけなかったのか?
よく来る客に親しみを込めて挨拶しただけじゃないか...?
それが、ダメなんです
というのも
彼に限らず どんな店においても
コテツは店員から話しかけられることを極端に嫌っていて
例え顔馴染みであろうと そっとしておいてほしいらしく
そこは一線ひいて 客のプライベートな時間・空間に立ち入るなかれ・・・と
常日頃から口を酸っぱくして言っている
カフェの彼に限っていえば
ただでさえコテツの好み(ワイルド系
←)に合わず
「接客態度が馴れ馴れしい
!」と気に食わなかった上に
店を出る間際の親しげな挨拶ときたもんで
・もてなしの気持ちは言葉ではなく 態度で示せ
・「いつも」の裏には「いつもあなた方のこと気に掛けてますよ」といった
〝真心の押し売り〟と〝思いあがり〟が見え隠れして 煩わしい![]()
・感謝を込めるなら「ありがとうございます」だけで充分だ![]()
とかって・・・
面倒くさいったらない
コテツの前では
店員のちょっとした心遣いも 逆効果になっちゃうのねん
その一件から約1年
ようやく気が晴れたのか また店に通うようになるんだけど
当初はまだ 彼がメニューを運んできたり 近くを通り掛かるたびに
一瞬 顔から表情を消していたコテツ
彼が清算の際 レジ台に立ちそうな予感がすると
haru☆をその場に残して先に外へ出ることもしばしばだったコテツが
最近 彼に愛称を授けた――――― それが【宣朗(ノブロウ)】
