微妙だなと感じてましたが、誘われたので観に行きました。

 

元は舞台作品で、キャラクター等を膨らまして映画にしているそうです。

 

侵略者の宇宙人達が密かに身近な人間になりすまし、侵略の為の情報として人間の様々な概念、つまり気持ちを一つ一つ収集していき、人類の理解を深めようとする。

その中の一人の宇宙人が、なりすました人間の妻と過ごす内に、心を通わすようになる。やがて侵略の日が近づき、宇宙人は最後に「愛」の概念を妻から収集するが、、、

 

という設定で、面白い設定だなあと思いました。

 

一緒に行ったひとの話だと、舞台では「侵略」は言葉では出てくるだけで、詳しくは描かず、むしろ人間の感情を少しづつ理解していく主人公の宇宙人が、妻から「愛」を理解する時に、そのあまりの美しさに慟哭する「心」の物語なの、だそうで、舞台では侵略がどうなったのかも描いていないそうです。

 

確かに映画は、映像である宿命として、心の物語と同じくらい侵略の話を描かねばならず、その結果、ちょっとチグハグになってしまった印象です。

最後の侵略方法と、それまでの人間からの感情情報収集が全くリンクしておらず矛盾してしまい、また侵略シーンが出てしまうと急にチープになってしまいます。

贅沢に描けば、それはそれで、ただのアルマゲドンみたくなってしまいますし。

 

やはり、表現に制限のある舞台である事で、観客の想像を利用した演出が可能となり、心と愛の話に焦点を絞れるようです。

惜しい作品だなあと思いました。