米アップルのスマートフォン(高機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)4S」が発売されて14日で1カ月が経過した。4Sは独占的に販売していたソフトバンクモバイルに加えKDDI(au)からも販売されたことで、シェア動向の変化も予想されたが、現時点ではソフトバンクの販売台数がauを大幅に上回っている。

 市場調査会社のBCNによると、通信会社別の販売台数では10月17~23日こそKDDIが上回ったものの、それ以外の5週ではソフトバンクが過半数のシェアを獲得した。

 ソフトバンクは電波の悪さを指摘されることも多く、「解約の嵐が来るかと経営陣も懸念した」(孫正義社長)というが大きな落ち込みはなかった。KDDIは、データ通信の定額料がソフトバンクよりも高い設定だったことも影響し、大幅なシェア獲得には至らなかった。ただアイフォーン販売により、昨年から流出が続いていた番号継続制(MNP)での転出は止まり、大きく転入を伸ばし始めた。

 4Sは、発売から10月末まではスマートフォン全体に占める販売台数構成比が過半数を占めており、11月も4割を超える圧倒的な人気を維持。2社による発売でNTTドコモだけがMNPの転出など大きな影響を受けているが、11月に次世代高速通信「LTE」に対応した機種が投入されるため、巻き返しが注目されている。

2011年11月15日 11時32分 更新 Copyright (c) 2011 SANKEI DIGITAL INC. All rights reserved. 配信

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