長男の就学相談について。

 

中学受験を予定している長男ですが、公立中学に通う事も考えられること、

そして、中学に上がったときに特別な支援が必要かどうかを、客観的に判断してもらいたいという理由から、就学相談を申し込みました。

 

私の地域の就学相談では

①面談&WISK検査

②専門委員会

の2回に分けて参加しなければいけません。

(他のところも同じなのかしら?)

 

②の専門委員会とは、就学相談を申し込んだ他の児童6名くらいの小集団で、

中学の先生と1時間ほど集団活動をして、その様子を見てもらうものです。

 

順番が前後してしまったのですが、夏休み中に②の専門委員会は参加済みで、

2学期に入ってから①の面談と発達検査を受けてきました。

今日は、②の専門委員会の時のことを書こうと思います。

 

子供たちが小集団活動をしている間、保護者は10分程度、教育委員会の職員と面談をします。

 

その時に、

・通級は1年生の時から利用している

・本人は4年生くらいの時から通級をやめたいと言い続けている

・6年生になってかなり成長し、通常級でも問題なくやれるようになってきた

・担任、通級担任とも相談し、卒級に向けて話を進めている

・よって、中学では通級は希望しないが、就学相談で客観的な意見を伺いたい

 

という事をお伝えしました。

 

そのうえで、今の困りごとを聞かれたので、やはり「書字の困難」さを伝えました。

 

すると、その職員の方は、

「それは・・・やはりできれば通級などの支援が必要と考えられますね」

とおっしゃいました。

 

 

「中学にあがると、板書の量も小学校の倍以上になりますし、書字や板書で困難がある子は苦労しますよね」

 

と。

 

 

私の気持ちとしては、もちろん、

情緒的な課題があったり、集団行動で困りごとがある場合は、それに見合った支援を受けることは子供にとって必要な事だと思っています。

 

でも、「書字の困難」というのは、果たして通級を受けることによってクリアになる課題なのかと言われると、疑問があります。

 

 

タブレットを利用したり、それこそ担任の先生相談しながら、個別対応する事で乗り越えられる問題なんじゃないかと。

 

 

なので、「書字に問題がある」ことが「通級利用が望ましい」という判断につながることは、私としてはあまり納得がいかない部分があります。

 

 

もちろん通級を利用することで、先生方により注意してみてもらえたり、多少の困難については目をつぶってもらえたりすることはあるかもしれません。

 

 

でもよく「メガネ」に例えでありますが、

視力が弱い子に、「あなたは他の子よりも目が悪いから、目が悪い子がいくクラスに来なさい」と、普通はなりませんよね?

「メガネ」という道具を使う事で、同じように過ごすことができるならば、誰も視力が弱い子を特別扱いしないわけです。

 

同じように、「タブレット」を使用することで、書字の困難がクリアとなるならば、通常の授業でのタブレットの使用を別段「特別な許可」などなくてもできるようにすればいいのに・・・

それができないから、書字の困難があるから通級が望ましいという判断材料になってしまうのは、少し納得がいかないと思いました。

 

 

もちろん、長男の課題は書字だけではないので、総合的に判断して「通級が望ましい」という結果となれば、それをきちんと受け止めるつもりです。

 

 

ただ、なんというか・・・

 

 

職員の方の考え方が、やっぱり今の公教育の方針を表しているのかと思うと、ちょっぴり残念な気持ちになりました。

 

 

もし地元の中学に進学することになったとして・・・

書字の困難さを抱えたまま、通常級だけでというのはやっぱり難しいのか。

そのあたりは、実際にこれから学区の中学にも見学等して確認していこうと思います。

 

 

ちなみに長男が志望している私立の中学でも、書字のことについては何度も相談しています。

 

そこでは、

「字を書くのが苦手な子は何人かいる」として、

そういった子には、その子ができる範囲、やりやすい方法等を担任と相談しながら学習を進めるようにしていること、

字が汚い、という事が学習意欲の低下につながらないように、学校全体でフォローする

等といった前向きな姿勢がうかがえたので、

そういった意味でもその学校に入れたらいいな、と思っています。