下駄箱で固まり、行きたくない、帰ると言い出す長男のもとに駆け付けてくれたのは、支援員のN先生。
「〇〇~(長男の下の名前)どうした~?」
私が事情を説明すると、
「そっか、靴が濡れちゃったんだね。そしたらさ、とりあえず靴、先生乾かしてあげるから!靴下、替えてとりあえず上履きはいて、体育館いってな~!靴は新聞紙入れておくとすぐ乾くから!!」
「この後すぐバス乗っちゃうからさ、その間はビーチサンダルはいててもいいし。はだしでもいいよ!」
(川でマスつかみをする予定だったので、ビーチサンダル持参でした)
N先生がそう言ってくれている間に、長男の仲良しの友達が来てくれました。
友達「ほら〇〇!俺が荷物持ってやるから行くぞ!」
お友達とN先生の声かけで、何とか立ち上がって体育館に向かってくれました
濡れた靴はN先生にお任せし、私は長男と一緒に出発式へ。
友達と一緒に遅れて体育館につき、何とかみんなが座っている場所まで行けました。
その間に私は担任の先生に事情を説明。
出発式の間、靴下を取り替えたりして何とか気持ちを切り替え始めた模様。
校長先生の(長い)お話や、今回同行してくださる先生方の紹介など、
意外と出発式が長かったおかげで、だんだん長男も落ち着きを取り戻し、
移動教室のほうに気持ちを向けられるようになったみたいです。
いつの間にかN先生がやってきて、
「靴、まだちょっと湿っていますけど、結構マシになりましたよ」と言ってくれました。
N先生は言った通りに靴に新聞紙を丸めて詰めてくれ、さらに保健室にあったドライヤーでできるだけ乾かしてくれていたみたいです(神)
出発式も終わり、いよいよバスに乗り込むことに。
保護者はいったん学校を出て、バスが止めてある大通りでお見送りすることになりました。
ワイワイと、校門から生徒たちが出てきました。
さて、長男はどうかな・・・と待っていると、
N先生ともう一人の先生に両脇を抱えられて、やってきた
N先生が乾かしてくれた靴(新聞紙入り)を履いているんだけど、
新聞紙が入っているからつま先までしか足が入らず、上手く歩けないので
先生方に両脇を抱えられてふらふらと歩く。
その姿はまるで、負傷して退場するスポーツ選手、
あるいは連行される犯罪者
ビーチサンダル履けばいいのに
たぶん靴下脱ぐのが面倒だったのかな。
バスの窓からは子供たちが元気よく手を振ってくれるのがわかります。
窓ガラス越しで、我が子がどこにいるかまでは確認できませんでしたが、
もうとにかく全員に、「行ってらっしゃい!楽しんできてね!!」という気持ちで手を振る見送りの保護者。
バスが出発して、私もほっと一安心
見送りにきていた他のお母さんたちにも、「長男君、無事行けてよかったね!」と声をかけてもらいました。
油断していただけに、こんなドタバタな出発になるとは予想外でしたが、
とにかく何とか出発することができてほっとしました。
続きます。