久々に事前情報なしで、初めて新海誠映画を観に行きました。1番前の席で一人だばだばと涙流してましたネコです。

君の名は。とか天気の子とか色々あったけど、この映画だけは映画館で見たCMがすごい気になってて観てみたかったんだよね


☆★他のキャラとか、あとで思い出した事とか色々追記しました


今回のブログも、ネタバレ多分に含みます。そして思ったままに書くので文章がたいぶ乱れていると思います。他考察解釈や小説などは一切見てないのでただの感想文です。

とりあえずパンフを買ったら、映画のあらすじやキャラクター設定はパッと映画前に見るネコです。

それで思いました。あ、このイケメンさん(憂い版ハウルっぽいキャラ)人で登場するの序盤と終盤だけだなと。イケメンいっぱい見たかった人は残念ですね。自分はなんか可愛らしい猫っぽいのや、歩き回る椅子とか現実とファンタジーがミックスした感じが気に入って見に行きました。

すずめちゃんカッコいい。あんな高い所からスカイダイビングしたり、観覧車(外側)に乗ってたり...草太さんのいない世界の方が辛いって真っ直ぐ言っちゃうのもカッコいいし、それだけ一緒にいてほしい人になったんだなって思うから、自分は映画後の世界で、ゆっくりお互いに前に進んでったりやっぱり恋したりしてほしい是非。

走り回る謎の椅子になってた草太さん。

すずめが要石(ダイジン)を抜いて、そのダイジンから呪われて代わりの要石役にされちゃう人。

自分を起こしてくれたすずめの事が気に入ったから、すずめが気になってる男は気に入らないから自分の代わりにしてしまえ(神話やファンタジーの神様や妖精って気に入ったもの以外割と辛辣だと思う、それで気に入った者に嫌われると思ってもなかったからすずめに嫌われてめっちゃ萎れる所とかすごく神様っぽいって思った

自分(要石)を重石にしてミミズを封印してる閉じ師なのも気に入らない要因になりそう(サダイジンよりダイジンのが若く見えるしね、より自分の感情的に動きそう

途中から起きるのが困難になる辺り...あ、完全に椅子化しそう...ってなってきてからの必死に生きたいって感じが伝わって辛かった。わかってても生きたまま自分がそんな重石にされるなんて恐ろしいよな...。ダイジンがどう作られたかはわからないけど。

映画後はなんやかんやありつつも、戦友でもあるすずめちゃんとちょっとずつ距離が縮まって行ってくれてたら嬉しい。

このポツンと白い扉がすんごい印象的で、好き過ぎて下敷き買った(ファイルであったらそれも買ってたわきっと


上の文みりゃ分かりますが、そのうち二人が恋愛関係にいったら嬉しいな派であります。

映画中ではめっちゃ恋愛!という感じではなく、憧れや友達以上ではあるし惹かれてもいる


すずめの最初はなんかイケメンが町に来たってのもよくあるきっかけではあるし、椅子になっちゃったのは自分のせいでもあるって負い目はあるだろうけど

椅子のまま、大丈夫だから帰りなさい!ってそのままダイジンを追いかけようとする草太を

見捨てれないすずめが追って、初めて家出のような小旅行になりつつも

閉じ師として誇りを持って、教師になりたい夢もしっかり叶えようとしてる草太が

漠然とただ生きてきた(トラウマもあるし最初は生きるのに必死だったのもある)すずめからしたら、とにかくすごいという憧れの塊みたいな人であって、カッコいいのはもちろんだけどそれ以外も素敵だなって(最後の看護師になる為に勉強する所とか、自分のなりたいものを見つけれて憧れのままにせず頑張って実現させようとする何事にも一途な所好きです。恋愛脳で考えるなら、憧れの人に近付く為にも、自分が胸を張って隣に行けるように自分も夢を叶えようと頑張る的な?


草太サイドからだと...まぁイケメン大学生だし、女子から引く手数多はありそうだけど出てくる友人が芹澤さんだけな辺り、交友関係は狭そう。

見た目だけで寄ってきても、閉じ師としてどっか行っちゃったり、見た目で寄ってきたんだろうなって相手には恋愛方面薄そうだしそんなんじゃ男子からも交友関係薄くなりそうだし(草太が来る者は拒まないけど去るのも追うタイプでなさそう

閉じ師として赴いた町で会ったすずめは、最初は自分の仕事に巻き込んじゃった人みたいな感じかな

積極的に自分の仕事に関わってくるすずめに、流されつつも(椅子になっちゃったから鍵がうまく挿せないとか、移動に問題ありすぎとか色々あるけど)こう正面から向き合って引っ張ってくタイプはいなくて、仕事仲間でもあるけど大切な仲間みたいな。もっと話たり、一緒に過ごして見たいとは思ってたはず(やっと出会えたのに!って要石になる前のセリフ的にも、友達以上の気持ちはあったはず

...芹澤さん女版と思ったけど、芹澤さんは言う事もあるけど、茶化したり煙に巻くタイプはすずめにはないかな


吊り橋効果もあるだろうけどさ。引っ張ってくすずめと、ちょっと抜けてる所もある草太さんの組み合わせがまぁ好きだから推してます


あと二人ももちろん重要ですが、他に出る人物もちょっと触れておきたいなと思いまして。

芹澤さんは女子には見た目好かれまくるけど、そういうのに全く興味なくて学校でも浮いてる草太がほっとけない見た目だけチャラ男のめっちゃ良い人

いやチャラい感じは本人好きでやってそう。友人も多い...けど肝心な所が抜けたりして、人が良い所がめっちゃ出るから草太とも良い友人関係じゃ、ないかなぁ?

環さんとは?闇深いって言うけどほっとけない性格だし、良い友人関係にはなりそう?

すずめの保護者環さん。あのすずめの行動力とか突っ走っていっちゃう辺り、環さんに似てるよね(お母さん描写ないから知らんけど、岩戸家がそんなタイプかもしれない

震災で亡くなった姉の忘れ形見のすずめをここまで大切に育てた苦労人、稔さんはもっと頑張れ(弟みたいな後輩くんで終わっちゃうぞ〜

すずめに対して過保護で男に対して敵対的になっちゃうのは、やっぱりすずめに父親描写が無い辺りすずめの母親は悪い?男に引っかかって母子家庭になっちゃったから、すずめは変な男に引っかからないようにさせないと!ってのがあったのかな


サダイジンがくっついてったのは、東京ですずめと芹澤さんに会う辺りかな?すずめに対して一時期は思ってたけど言うつもりはなかった事をぶち撒けさせたけど、サダイジンの意図はなんだったのかね?実際そういった蟠りはあったけど、それ以上に大切な家族でもあるって本音で会話させるためかね(岩戸家が要石というか神様に好かれるんか、名前と設定的に

個人的に出会った人の中で、千果ちゃんが一番好きでした。ずっと2人仲良しでいて


ジブリっぽいってのはまぁリスペクトもそうでしょうし(少女の成長

主題歌の静けさがテルーの唄っぽいとか、なにより2人の雰囲気とラストの草太から会いに行くよって言うところ。これはもののけ姫か?

ミミズ。大きくなってひげみたいに見えてナマズっぽくも見えた。

地中奥底にあるエネルギーの塊、地脈とか龍脈とかファンタジーな話によく出るよね。

ダイジンが先回りして開いた扉の前にいるのは、要石が動いたから地脈が活発になってきて

次はこの扉が開きそうって所に先回りしてるのかなと思った(すずめが頑張って扉を締めるのは本当にすごいと思ってるし、草太には早くお前が要石になってさっさと代わりに地脈抑えろよって思ってたと想像

あの要石のダイジンも、よく見たらすずめが何度も扉をくぐるシーンからいたのかな?それとも地脈が活発になっていて、緩んで先(頭)が地上に出てしまっていたのか?

まぁダイジンが抜けたから、サダイジンだけじゃ抑えれなくなって東京の要石だったサダイジンも抜けちゃったから

草太さんが要石になったけど、一つだけだったしあのままだとどっかですごい災厄が起きたかもしれないってのは怖いよね(すずめが昔開けた扉をまた開けたから、そっから出ようとしてたけど地震とかで別の扉がもし開いたらそこからミミズが出たかも?

終盤で冒頭の子すずめが出会ったのは、お母さんでなくて今の自分だった。つまりループしている?いやあの震災の自分に、色々大変な事もあったけど自分はちゃんと生きていると伝える為には要石を抜いてしまう所からそうなる必然だったのかもしれない。また大きな災厄が現世に現れそうになるのと、小さい頃にだけど震災にあってるすずめがそれを封じるのも因果関係を感じちゃう(ダイジンがいっぱい人が死ぬよって何回も言うのが、大災厄というより震災の事を言ってるからすずめにまたあの震災が起こるよって教えてもいる


パンフにもあった、魔女の宅急便のような少女の成長物語でしたね。震災にあって暮らしてる所が大きく変わって、大きくなったらカッコイイ人に会ったと思ったら、なんかすごい展開が続いたまま東京まで出ちゃったりしたし、ここまで頑張ってきた人と唐突にお別れしたり辛いこともあったけどそこまでに色んな人に助けられたりして、自分はここまで来れたってまだ小さい自分に伝える...壮大な話ですね、でも本当に道中の人も出てくる人良い人ばかりなのも泣ける

震災に限らず誰かの前に進めるきっかけだったり、震災を振り返るきっかけになる物語になってると良いなぁと思いました。


...ちなみにあの震災の日皆さんは何をしていたか覚えてますか?

自分は電気屋ですごい立ちくらみしたなって思ったら地震で、天井の釣り看板がぐらぐら揺れてたのをよく覚えてて(お店の人に危険だから通路から離れてって言われた

帰ってニュースを見たら、あの津波の映像ばかりが映っていた。

自分はあの日から1週間後位に岩手に研修に行く予定があったんだけど、本当にあのニュース映像の衝撃はすごかった。

なんの被害もなかった自分ですら衝撃が強かったあの震災、あの自然の、恐ろしさも、忘れてはいけないと思います。


『すずめ feat.十明』
すずめの戸締まりの主題歌、映画中にも無音になったときこの曲の冒頭部分が流れて
それがまた綺麗で好きな演出でした。
長かったようで一瞬で終わったような映画だった