いいことだけ。 | 恋は二度目のアネモネ


この世の終わりみたいな空だった。

紫がかった雲の中に、
ゆっくり落ちてしまいそうだ。

乾いた肌を、
湿った手のひらでそっと撫でるとき、
そして今。
自分がどこにいて、
何者なのか、
わからなくなるの。


ミートソースは、至高の出来栄え。
この美しい金曜の夜を彩るにふさわしいのだ。
ああ、
あのすてきな赤ジャケット。
きみが口説くなら、
どんな女もいちころだよ。

わたしはただ、
いろんなことを試してみたい。
人生は一度きり。
雨の音を聴きながら、
変身を受け入れる。