マーブル | 恋は二度目のアネモネ


あなたのことは、あなたより知ってる。
主に、血流やリンパの流れについて。
なんてね。


お金なんてなくたって、
贅沢で豊かな生活はできる。
真昼のバスルームで、
いささか熱い湯に浸かりながら、
洗濯機の水音を聴く日曜日。
どこへ出かけよう。
何を食べよう。
わたしには、
憂鬱な月曜日なんてない。
あるのはいつも、
軽薄で幸福な今日だけなのだ。


心を閉ざすと、
世界もどんどん閉じていく。
わたしにとっての、
不機嫌と不幸のはじまりがそれだ。
反対に、言葉はどんどん生まれていく。
閉じれば閉じるほど、
わたしの細胞は文字を吐き出す。
わたしの世界と反比例して、
言葉はどんどん開いて輝く。

嬉しい、楽しい
なんて言葉には、何の力もない。
感情だけですでに昇華したものに、
言葉をあてはめる意味なんてない。
わたしにとっては。
この世のあらゆることは相対的。
だからあなたにとってはどうなのか、
教えてほしいの。


登場人物がたったひとり変わるだけで、
がらりと違った様相をみせる。
世界。
世界は心を反映してる。
今わたしの世界はやや開いていて、
だから言葉に説得力がないけれど、
雲のように過ぎる時間に、
追われる筋合いなどはないのだ。


ゆるく混ざり合う模様のまま、
2つであり、1つになろう。