明け方のバスルームより | 恋は二度目のアネモネ



数ある生活の知恵の中でも、
お風呂のふたは最高だといえる。

少なくともわたしにとっては。

胸まで湯舟につかって、
お風呂のふたをそうっと引き出す。
体の10センチ前まで。
そうしてできたお風呂のふたテーブルに、
炭酸水と文庫本とバスタオルを並べれば
あっという間にバスルームはラグジュアリー空間に。
アロマとかキャンドルとか、いらないの。
洒落たものとか豪華なものなどなくっても、
贅沢な暮らしはできるのだ。


わたしは今、モラトリアム。
また?
って、聞こえてきそうだけれど。
モラトリアム、つまりは無職。
モラトリアム、て、なんやねん。
なんでも気取って言うのは、ちょっとださいと思う。


毎日が、とてもすてき。
仕事もお金もなくても。
好きな時間に寝て起きて、
散歩をしたり、
読んだり書いたり、
料理をして洗いものの泡を眺めたり、
歌ったり踊ったり、
愛したり憎んだり、
かわいくて、いとおしい日常だ。

明け方のバスルームで、浮世でランチを読んでたら、
また急に、言葉を書きたくなった。
それは身近な女の人の影響でもある。

こんなブログにも、
読者の方がいる、らしい。
なんだか嬉しくなる。

おはようございます
ご機嫌いかがですか ?


バスルームの読書は、
一種の戦いだ。
左目にしみた汗が、ぽとりと湯舟におちた。


賃貸の一室でひそやかに戦って、
泣いたり笑ったりしているのかもしれないね。
あの人も、この人も。