わたしのお部屋の壁はかわった模様をしている。
ランプも、少しユニークなんだ。
真夜中前に電話が鳴る。
シャイなロマンチストは、
いつも酔っ払ってから、わたしに電話をかけてくる。
オルゴールがわたしの着信音。
真夜中前。
コール二つで、きちんと出られたかしら。
お酒もなく、顔も見えないから、
深い海の底へ底へと降りてゆくような、いつもの感じには遠い
でも酔いどれた彼はこれから、
この真夜中前から真夜中にむかって、とっぷりと沈んでいくことができるんだわ
羨ましいじゃない。
わたしと彼は同性でもよかったし、異性でもよいのだ、きっと。
殴り合いをしたって、
口の端は切れても同盟が切れることはない。
そろそろ真夜中の気配。
人生の中で、
もっとも甘美な午前3時はいつかしら。
