今まで仕事をしてきて、辞めたいなあと思うことは何度もあった。
でも辞めるまでには至らなかった。
ちょいちょい思いつくやめたいなあは、気の合わない人がいるとき。
でも自分か相手の異動を待って我慢することで、ここまでお勤めしてきた。
いろいろな経験もさせてもらって、職場自体や周りの人に感謝の気持ちもある。
やりがいがないわけじゃない、この生活がすごく嫌いなわけじゃない。
このくらいのやめたいなあは、たぶんみんなも思っているレベル。
遠距離恋愛の人から、結婚のために仕事をやめて向こうに来てほしいと言われたことがあった。
辞めることに抵抗はないと思っていたけど、簡単に「やめてほしい」と言われると、「人の人生を軽く考えてる」と思えたし、
「一人分の収入でどうするの」と聞いたら、「就職試験を受ければいいじゃない、君なら受かるよ」と言われて、
これまた「仕事をしてる私に試験を受けろなんて、どれだけ負荷をかけるつもり!」とキレてけんかになったり。
そのことだけでなく、いろいろあってその人とは結局別れてしまったけれど。
今考えると、わたしはその人の言葉に反応して拒否していただけじゃないのかな。
「辞めたい」、「結婚という新しい生活をしたい」といいながら、「周りの迷惑を考えれば」とか、「私だけに負担がある」とか、いろいろな言い訳をして変わるのを怖がっていたんじゃないのかな。
だんだんその人との信頼関係がなくなっていって、新しい生活のために頑張る気持ちはなくなっていったけれど、
そもそも私は自分の人生をこうしたいと本気で思っていたのかな。
職場を辞めちゃう人がいるの。
それについては、いろんな感情がわいてきたけれど、
感じた気持ちの一つは「うらやましい」ということ。
自分の好きなものがわかるんだ。
好きなものに向かって行動できるんだ。
仕事しながらでも行動して、次の仕事をつかまえる力があるんだ。
わたしは挑戦もせず、できなかったことなのに。
私もまずは、自分の「好き」を感じることから始めよう。
「好き」を大事に育てて、行動できますように。