新幹線架線トラブル、ヤラカシましたねー。
昔は新幹線の安全神話とか言われてましたけど、ここ最近はトラブルも増えて神様に見放されてきたんでしょうかね?
ワタクシ、昔鉄道の仕事をしていたことがありまして、ニュースを見ていて思い出したことと、言いたいことがございます。
まず、報道番組に出てくるその道の専門家ってのが、もっともらしくいい加減なこと解説してるんだね。笑えてくる。
番組側も専門家ってことで信用しているんだろうけど、鉄道って言ってもその中身の分野は幅広いから、その専門家の専門内容によってはね、テキトーになっちゃうんでしょ。鉄ヲタが皆んな笑ってるよ(笑)
今回のトラブル、起きた事象は架線故障なんだろうけど、その原因は地上側の架線設備か、はてまた車両側の集電設備か?
今ごろ某社内では押し付け合いの内紛が勃発していることでしょう。
ところで、設備の故障ってのは確率論で発生してしまうから絶対にゼロには出来ないんだよね。
ゼロに近付けるためにどれほど金かけて手間かけて頭使っても起きる時は起きる。
ま、一度やらかしちゃうと大騒ぎだけど、あれだけの運行頻度で数年おきくらいなら良いほうじゃないのかな?
それよりも今回問題なのは感電事故だよ!
「人が燃えてる!」
ってショッキングなニュースになっちゃってるけど、実際は結構な頻度で下請け業者が燃えてるんだよね。
ただしほぼ夜中に燃え死ぬので目立たたないだけで。
黒◯の感電事故とか、感電して自動トリップしたんだけど自動再送電成功しちゃって、電気流れてるから誰も助けにも行けないまま…とか。
あれ?何の話?
今回は昼間で、多くの目があるトラブル現場での感電事故って、ありえない醜態。
今回は下請け業者らしいけど、新幹線の保守作業ってのは夜中に停電させてやるのが原則だからイレギュラーな場面でJR側と齟齬があったんだろうね。
本来は指令と直轄社員とで統制をとって業者を動かすんだろうけど。
私的予想としては、き電停止していた下り線を動かすために試送電しまっせ、支障ありまっか?
って指令が来て、誰か社員が「現場、下り線再送電支障ナシ!」って返答しちやって、
実は、下りトロリーの検電接地外すの忘れてわぁ〜!
って、慌てて、おい!◯◯電設!急いで接地外せや!
って間に合わずに「バーン!」だな。
線路を歩いていたら感電したって言ってるけど、そんなわけないやん。
間違いなく誰か逮捕される案件。
〜〜〜
そうそう、思いつくままゴチャゴチャかいちゃったけど、ニュース映像見てての豆知識。
JR社員ってほぼ黄色いヘルメット被ってるでしょ?
よく見るとそのフチにはラインが入っていて、その色と数で系統と役職が分かるんです。
赤:駅や営業
青:車両
緑:施設(保線、土木、建築、機械など)
オレンジ:電気(電力、信号通信)
黄色や無印:非現業や貸出用
一本:平社員
太いのと細いの:主任
太いのと細いの:助役
太いのと細いの2本:現場長
線のパターンによるんだけど忘れてしまった。
あとは白いヘルメットは作業員とは役割が違ったりといろいろですね。
トラブルに巻き込まれて
現場で何か話をする必要がある時には、なるべく本数の多い人をつかまえることが大事です。
切符の払い戻しの話は、緑の人に言っても無駄だから赤に言いましょう。
ニュース映像も、新幹線の屋根上に上ってるのはやっぱり青だな!
あれ?屋根上でオレンジと青がケンカしてる!?みたいなことが分かるとおもしろいですね。