フーデリ配達員の「がつワン」です!


出前館って、かなり積極的にエリア拡大しているんですよね。

Uber Eatsを追い越せ追い付けとばかりにどんどん拡大。

こんな田舎じゃ成り立たないだろ!?

みたいなところでもサービス始めちゃってる。

田舎町で出前館がサービス始めて問題になるのは、

①配達員がいない。

②加盟するレストランが少ない。

③人口密度が低い。

って感じですね。


ほんで、関係者は4者。

①出前館の運営

②お客様

③加盟店のレストラン

④配達員


さてさて、無理無理エリア拡大しちゃって何が起きてるのか。

まず、配達員がいないって問題。

出前館の配達員は3種類、

①直バイ(と呼ばれる出前館直接雇用のアルバイト)

②法人委託(新聞販売店や、最近は個人委託を束ねる法人も)

③個人委託(ほとんど軽貨物)

都市部では、出前館社員が詰める拠点ってのがあって出前館のバイクでアルバイトが稼働してます。

加えて個人委託が波動を吸収するように荒稼ぎしているのがこの都市部ですね。

そこそこの地方都市では法人委託の新聞販売店などがアルバイトを雇い、出前館の看板背負ったバイクで配達しています。

この形態ではそのエリアを新聞販売店に占有させる場合と、個人委託に開放する場合があるようです。

このように、①②ともに、ベースとなる配達員が確保されているそこそこの都市部は良いのですが、問題となるのはそれ以外の田舎町で無理やりサービス開始しちゃったエリアなのです。

ベースとなる配達員がおらず個人委託に頼らずを得ないのですが、個人委託=ほぼフリーの軽貨物オッサンですから、自由なんですよ、彼らは。(自分もかw!?)

ブーストと呼ばれる配達報酬の割り増しを求めて稼げる繁忙エリアへ集結するのです。

加盟店も利用者も少ない、人口密度の低い稼げないエリアになんて寄り付かない。まぁ当然ですね。

一方でサービス開始した田舎の新規エリアでは、「おらが町にもとうとう出前館が来た!」と、一見さんが大量に注文してくれます。

このため、サービス開始直後はその配達需要を処理するために軽貨物のオッサンたちを借り上げて、そのエリアに一日中張り付かせておくんですね。

オッサンを何人も何台もチャーターすると、1日何万もかかります。

そりゃ出前館は大赤字ですよ、間違いない。

だから、物珍しさが落ち着いて注文が減ってきたらチャーターはやめちゃう。

すると?

ハイ、配達員ゼロ~w

はい、ここでUber Eatsと出前館の決定的な違いを。

両者、注文アプリで配達員がいない状態を見比べると、

Uber Eatsは「近くに配達員がいません」

って言って注文出来ません。

では出前館は?

これが、注文出来ちゃうんですよねw

ただし、注文を躊躇わせる、いや、出来れば注文して欲しくないってアピールはしています。

お届け時間をめっちゃ先に設定してw


吉野家の牛丼を2時間半待つ?

それでもどうしても注文したいというお客様のオーダーは、配達員がいないにも関わらず受け付けてしまうんですねぇ。

もうこれは、配達員不足で時間かかるわけじゃなくて配達員ゼロですから、根本的に待ち時間の問題じゃないんですよ。

実際は配達不能なのです!

そして、いずれは配達員をマッチング出来ないためキャンセル処理されるわけです。

お腹を空かせて長時間待たされた挙げ句にキャンセルされたお客様は怒りますよね、そりゃ。

失敗体験をして二度と利用してくれないかも知れません。

食べ物の恨みは恐ろしいのです…


一方で食事を作って配達員の到着を待っていたレストランは、キャンセルとなり食品は廃棄。

キャンセルとなった商品の代金は出前館からレストランに補てんされるとのことですが、誰もが得をしないこの悪状況。

田舎町配達員のガツわん、たまにこの田舎エリアで稼働するんですけど。

つい先日まで休日のディナータイムは爆鳴りしていたのに、チャーター切ってからはほとんど注文入らない。

ってか、レストランは怒ってましたよ。

一日十数件の軒並みキャンセル大量廃棄。

だから配達員来るまで作らないと。

いやいや、そりゃ困ります!

そんなことされたらさらに配達員寄り付かなくなりますよ…

さすがに出前館にもクレーム入ったんでしょうね。

急遽チャーターを連日入れてましたけど、時既に遅し。

出前館は注文しても届かないって体験させちゃってますからね、

ほとんど注文入らず、チャーターのオッサンにとってはお昼寝し放題のイタダキ案件でしたねw


ってことでですね、ボランティア精神でこのエリアの建て直しに取り組もうかと思ったりしてます。

鳴らぬ春、繁忙エリアでは餓えた配達員が必死に早取り。

不正ツールなど使わぬ正統派配達員のガツわんには注文が回って来ません💦

だったら、配達員が誰もいないエリアで地道に出前館の信頼回復に努めて顧客を増やしていく。

増えたお客様はぜーんぶ自分のもの、独り占め(笑)

どうでしょう!この作戦!?