それは
突如降りてきた
強いメッセージだった


ベランダからスマホを投げるビジョンが
はっきりと浮かんだ


『そっか、そうだ 捨ててしまえばいい。
コレがあるから余計なメール送ったりするし
、なんか変な音するし、、』



やるなら 今だ!!!
はやく!!
イケ!!!

もう一人の私が叫び出す

心臓がバクバクして興奮してくる

覚悟を決めて
助走をつけて

4階のベランダから
思いっきり
スマホを投げた




突然

感じたことない 異次元の静寂に包まれた

さわやかで 清々しい

そして ほんとうの孤独が訪れた
それは まるで 死



わたしは
スマホに支配されていたのだ

思えば
携帯の番号も 10年以上変えていなかった

不要な人間関係
不要なデータ
不要な写真 
不要な情報
それらに対する執着

わたしは
それを捨てたのだ

本来 生きることに
ここまで なにもいらないのだ


景色は昨日とおなじなのに
目の前の世界は
全く知らない世界だった

誰も人がいない 
ゲームの中の孤独な世界

携帯を捨てたと同時に
古い世界の全てを捨てたのだ


死んだのかもしれないと思った
ここは死後の世界なのかもしれない

いままでの誰とも
いきなり 連絡がつかず、会えなくなったら
それは 死んだようなものだ


携帯がなくても
逢える人が
わたしに何人いるだろう



人生はゲームだった
私以外の全ての人は エキストラ
わたしが創り出した エキストラ

成長の遅いわたしを
愛に気づけないわたしを
間違いを繰り返すわたしを
優しく見守り
間違いを 冷たい言葉と態度で 教えてくれた
みんなが神様だった

来たことのない 新しいステージ
こんな 未知の世界になった いま


親は?

わたしの知っている友達は?
この世界に 存在しているのだろうか?


旦那さんは
帰ってくるだろうか

連絡は とれない

この家で 信じて待つしかない


いや 帰ってくるはずだ

全てを捨てても 
このゲームの神である わたしが
旦那さんのいる世界を選んだんだから




時間は 過ぎてゆく

その後も
わたしは何度も 不安に襲われ

新しい携帯を買いに行こうとしたり
どうせ帰ってこない、と
自暴自棄になって
カレーを近所の人にあげようとしたり

ほんとに混乱を極めた

でも
神様のように優しい人にタイミング良く救われ
なんとか 踏みとどまることを繰り返した




それは 本当にゲー厶だった
ヒントは 必要なときに 出てくる

ゲームだ、とわかってるから
恥ずかしいとか 変に思われるとか
どうでもよくて

間違えたら さっきと違う選択を考えて
リトライするだけ

携帯がないから 
知らない人だろうが
目の前の人に聞くしかない
頼るしかない

すると 自然と 新しい道やヒントが現れる
新しい絆ができる

それが このゲームの進め方だ

ヒントは携帯の中じゃない
目の前にこそ あるんだ




夜9時

疲れ果て
わたしは信じて 寝ることにした


旦那さんが 帰ってきた!!!!!



いままでの緊張が溶けて
号泣するわたし


『がえっできだあああああ!!!
がえっで こないかと思ったああああ!!!』


『え?なに?なんで泣いてるの?』


わたしの長い長い
命がけの課題が終わった



つづく


※そんなわけで、連絡がつかなくなった友人知人の皆様、申し訳ありません!
携帯の番号、アドレス、LINE、全てが変わりました!

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