☆前回の続きから☆
☆1からお読みください☆






わたしが
自分自身の深さや重さを外側に出すことに
怖れを抱いている原因



ひとつは

偏った女性らしさのイメージがあること



小さな頃、わたしはボーイッシュで
よく男の子に間違われるようなガキ大将だった


体型もずんぐりむっくりで可愛い服も似合わず
ふわふわで
ピンクが似合うような
女の子らしい女の子に憧れていた



思春期を迎えると
ダイエットをしたり
スカートを短くしたり
お化粧をして
背伸びしたワンピースを着たりした



わたしが
『女』らしくあること
『女』であることを強調することを


母は嫌悪した



反発心もあったのだろう


わたしはより過激なダイエットに走り摂食障害に陥った



か弱い、守りたくなる様な女の人になりたいと思っていた


過去のパートナーとの関係から

そのような女性でなければ愛されないとも思っていた


今は、強く、しなやかな自立した女性になりたいと思っている



でも、どこかに

今より強くなったら、愛されないんじゃないか、という怖れがあるのだと思う






2つ目は

責任を負いたくない子供の部分があること




わたしは
自分の人生においての決断を
自分の価値観で決めることが
本当に苦手だった


それも、幼少期に遡るが
当時の母は、わたしが、母と同じ感じ方をしないと怒る人だった

わたしの感じたことが
母の意に反することだった場合、母はわたしに冷たい言葉を浴びせた

そんなことの積み重ねで
わたしは段々
母の顔色を伺い、自分の価値観よりも母の価値観で生きるようになっていた


家を飛び出してから
徐々に、自分の価値観を取り戻して来たけれど
まだ、甘さが残っている



意思の弱さや自分に対する信頼が揺らぎやすいのだ


軽く、浅く、子供のようであることは

無意識に追うべき責任から逃れようとしている表れなのだと思う


また、子供でありたい欲求は摂食障害を引き起こきた要因でもあると考えられる






3つ目は

過去に自分の深い部分を晒した時に
家族やパートナーの反応に傷ついた体験があること


家を出て、約四年間たった頃
一切の連絡が途絶えていた家族と再び同居することとなり

わたしが摂食障害で苦しんだこと、鬱を経験したこと
味わった辛い経験を
家族に打ち明けた

しかし
暖かい言葉は貰えず
恥ずかしい、と言われて本当に深く傷ついた



当時のパートナーから
過去を語ると急に距離を置かれたこともある



もちろん、受け止めてくれたパートナーや友人はいた

しかし
人に知られれば、拒絶されてしまう危険があるのだという恐怖が

無意識に深さや落ち着きを感じさせないようにさせていたのかもしれない





つづく