妻(になる予定の女性)がデザイナー・店主を務めるハンドメイドアクセサリーブランドである。
このブランドの特徴は、「公共性の高さ」だ。そもそもこのブランドは、地域おこしのために生まれた。
ネコレが産声を上げたのは昨年2018年の夏だ。当時、彼女は尾道市瀬戸田町の地域おこし協力隊の3年目。
これまでの取り組みは価値を生んだのか…
自分が楽しんだだけではないのか…
残り1年足らずで何を残すべきか…
と、想いを巡らせていた頃である。
----〈以下、『私の瀬戸田日記』引用〉----
私は瀬戸田に来たお土産として形に残る定番品が欲しかった。
レモンケーキやアイスなど、どれも美味しく大好きだが食べれば無くなってしまう。手元に残って、それを見た時に「瀬戸田は楽しかった、また行きたいなあ」と思い出せてもらえる商品にしたかった。
そしてそれが本物のレモンだとなおいいと考えていた時に、家に転がっているしなびてしまったレモンが目に留まった。
摘果した物や規格外で市場に出すことが出来ない物を使えば有効活用になるのでは。そうした色々な事を試行錯誤したうえで、オリジナル商品が完成した。
レモンの切り口を愛おしむのは彼女だけではなかった。直後のイベントで用意した50個が完売した。
このレモンは、見ているだけでも可愛いのだが、身につけるとまた別の可愛さがある。
嗚呼…可愛い…
この気持ち、誰か分かってくれはしないだろうか…笑