知る人ぞ知る、知らない人は知らない(当たり前)
私は離婚者で実家の近所に住んでいて
日々、実両親にはお世話になっている
私の両親は、孫を可愛がってくれていて
父親は天然にて、チョイチョイ笑いとイライラを同時に提供してくれる
愛が故に、常に孫のコトを細かに私に訊きたがるジィジ‥‥‥‥そして、訊く度に、私から
「なんで私に訊くんよ
本人に訊いたらえーやんか」
と、八つ当たりされる日々
今回の受験期間にも
「プチヲはどこを受験するんや?」
「試験はいつなの?」
「勉強頑張ってるか?」
「試験できたの?」
「風邪とかひかせてない?」
「帰って来るの遅すぎない?」
「もっと早く帰って来るように言いなさいよ」
「プチヲは?起きてる?」
「マフラーと手袋させなさいよ」
などなどなどなど
これ、義理の親(舅・姑)やったら
私、Xに
「マジうるさい、ウチの義」
とかポストしまくる案件よねー
まぁ私、実の娘やから、Xにポストなんてせんと
「もー、いちいちうるさいねん
プチヲに訊いたらえーやん
」
って直接言い放って終わる
成績優秀なら、私がスラスラお答えするんやけどね成績非優秀なもんで
「(試験)できんかったってさ」
「(成績)悪いよ」
とか回答しようもんなら、実父
「えええええええ、なんでぇ〜」
とか言うのだよ
なんでぇ〜って!
コッチが聞きたいわ!!!!!
そして2月上旬
プチヲの私立受験の辺り、ジィジはあまりに孫の受験が心配で心配で心配で心配で
心配のピークが来たらしく
ある朝
「昨日の夜、プチヲが私立大学の入試に全部合格する夢を見たんだよなー」
とか言い出した不合格の夢じゃないところが、かなりのハッピーおじぃやな
「いやーさすがプチヲーとか言ってね、すぐ入学式に行ってたわ」
と、満面の笑み‥‥‥‥夢やでそれ
でもそんな夢まで見るなんて‥‥‥
私より精神的に追い詰められててヤバかったのかもしれない‥‥‥
オー、プアジィジ
で、とうとう合格のスクショがジジババ私娘息子LINEグループに提示された時は
まっっっっっっっっ先に、プチヲを褒めちぎっていた、そんな孫煩悩祖父
ありがたいのは、ホンマにありがたい
そんなジィジ、孫の私立の合格を知った後で、私と話をしていた時に
突然、プチヲの高校を褒め称え始めた
「イヤ、ホンマにムスコノ高等学校は素晴らしい学校だな、ホンマにすごく良い学校だわ」
突然の褒めに、戸惑う私‥‥‥‥
ジィジよ、あなたはムスコノ高等学校の何を知っていると言うのだ
私はわりとムスコノ高等学校には言いたいことがありまっせ
「ジィジ、ムスコノ高等学校のコトなんて何も知らんやん
」
「えー、そんな事ない、すごい学校や」
「なんなんよ、ホンマに知らんクセにさー」
と、ややイラっと来ていた私に
ジィジは言った
「だって、あんな(悪い)成績のプチヲが
大学に受かるんでしょ?ほら、すごい学校じゃない」
「・・・・・そういう観点?!」
そう言われると
なんだかめちゃくちゃ笑けてくる私
孫、ちょっとディスってるし
ムスコノ高等学校が何かしてくれたんだか何だか知らんけど
確かに、そのような考え方をすると、何かスゴイような気がしてきたわ
なんなんジィジ
褒め下手からの一周まわって褒め上手なん?
大学合格にウッキウキなジィジは、現在、
大学の合格を夢見がち中
色々うるさいので
『プチヲの合格には奇跡のミラクル、常識を超えたチカラ(超常現象)が必要である』
というコトは伏せてある
実は、ジィジはのある所に、昔ちょっと住んでたことがあったので
プチヲが今回、彼の地へ赴くにあたり、色々その街について訊ねてみたのだけれど
リーズナブルな居酒屋とか受験生にはほぼほぼ不要な情報しか出てこない上に
基本的に
「大丈夫大丈夫」
としか言わないので、その点では全くチカラにならなかったけれど
孫への気持ちが人一倍なのは理解する
今でもお友達が何人かそこに居てはるもんで
「プチヲが
に行くことになったら、下宿もバイトも探すの頼んであげるから」
と鼻息が荒い
うんうん、プチヲが言う事聞くとは思えんけど
合格したら、ジィジもの街に一緒に行こうね
と、言うわけでプゥチィゥヲー明日は、最後まで諦めないで頑張ってくださいませ
天然実父とプチヲに水浸しにされた話