高校3年生の息子の大事なお仕事は
『卒業』
受験も大事だけれど
卒業出来なかったら受験の意味がない
そんな息子の仕事っぷりを振り返ってみる
1学期のとある定期試験の最終日
家を出て数十分後
「終わった」
と、息子からLINEが入った
まだ今日は始まったばかり‥‥‥‥一体、何が終わったのか?と問いただすと
腹痛の為、途中下車した駅のトイレから出られないと‥‥‥‥
「終わった」って‥‥まさにそれ
何とか学校へ行くように、LINEで発破をかけるものの、息子のお腹は許してくれず
試験3科目受けられず
もう常に『瀬戸際プチヲ』なのに、なぜ‥‥‥‥‥‥
思い返すと、この高校の3年間弱
幾度となく訪れる定期試験
満足に受けられたの片手で数えられる程度
(たぶん)
やれコロナ陽性
やれ胃腸炎
やれ捻挫で通院
やれコロナ濃厚接触者
こんなんが、試験前・試験中に襲ってくる
ただでさえ勉強せんのに‥‥‥そんな理由でますます勉強せんと試験受けたり受けなかったり
ようやくこの2学期には、まともに試験を受けられたのだけれど
やっぱり試験前に今回も捻挫‥‥‥
なぜなのか
足の捻挫なら勉強できそうなもんやん?
だがしかし
捻挫になるとめちゃくちゃ混んでる整形外科に毎週通わんとアカンし
突然、整形外科で教わる念入りなストレッチを始めるし
動きは限りなくスローやし
時間がもったいないねん、ホンマにいっつもいっつもいっつもいっつも
そんな困難な定期試験(と特別課題)を乗り越え
先日とうとう、卒業に大いに関係する通知表を持ち帰ってきた‥‥‥‥
「ただいまー」
「おかえりー」
自分の部屋に行きかけた息子
ドヤ顔で私を振り返り
「あっ、評定の紙もらったで、今日」
自ら「通知表持ち帰り」の報告してきた
と、言うことは?
良かったんやん?
「今回、40点台ないねんオレすごない?」
(学年末以外の通知表の表記は、100点満点で表されている)
「ヘェースゴ‥‥‥」
「‥‥‥‥えっちょっと待って!ってことは?」
「40点以下が欠点やから、ヨユーで‥‥‥」(正しくは40点未満)
「欠点なしやん!!」
『欠点なし』‥‥‥なんて良い響きなのだ
それが例え、高校3年生卒業対策甘め採点だとしても気持ちが良い
「オレさ、1学期の英表(?)35点やってさ」
「あれなー」
「マジ単位ヤバかってんやん」
「知ってた」
「それが今回68点オレすごない?」
「スゴイけど」
「スゴイけどなんなん」
「なんで、それを1年生の時からやらんかったんよ‥‥‥‥」
もう、私には『褒める育児』はムリ
もしかしたら、この場面では
息子を手放しで褒めるトコやったんかもなー
けど、もう、紛うことなき私の感想は
「なんで、今までやらんかったんや」
これしか出てこない
「(英語の)先生からも、よー頑張ったって言われたし」
「もうコレ、卒業できるやろ」
せやな、あの通知表なら卒業出来るわ〜
トウモロコシの持ち手からは脱した
(トウモロコシの持ち手とは?)
と、いうワケで
高校3年生の息子、お仕事完了おめでとう
瀬戸際プチヲ君、卒業出来そうおめでとう
ちなみに息子の成績
今年度で、1番良かったの
『体育』
昨年度、1番良かったの
『体育』
1年生の時、1番良かったの
『書道』
(字は汚いが、やる気を見せた)
息子の高校生活、推して知るべし