DJ初心者へ

 

最近は、DJプレイで使用する音源を、USBメモリーから始めるDJが多く、実際にターンテーブルに触る機会もほとんどないヤングが多いと聴いています。

そんなヤングに知っておいて欲しい知識です。

 

ターンテーブルには、33回転(33 1/3回転の略)、45回転のほかに、75回転のボタン(あるいは、33と45ボタン同時押し→75回転)がついています。

 

SP盤は、昔昔のレコードで、モノラル録音で使用する針も太いのです。

音質を少しでも良くするために、回転数を早く設定し単位時間あたりにピックアップする情報量を多くしていたわけです。

現代のレコードは、LP盤は、33 1/3RPMで掛けるレコードのことで、EP盤は、45回転でかけるレコードのこと。LPとかEPとかは、盤の大きさのことではあいません。12インチ盤でも、音をよくするために45RPMの盤もあります。

LPとEPは、使用する針サイズや溝への記録(溝断面左右に、LRそれぞれを記録、ステレオってやつですね)は同じですが、溝と溝のすきまがLPは少なく、詰めて溝が掘られていて長い時間、記録できます。溝と溝の間が狭い分、浅めに、広がり狭めに掘られています。

音が良いのは、12インチサイズのEP盤ということになります。(回転速いので、単位時間当たりの情報量が多いことと、溝の太さ深さに余裕があるのでオトに迫力出しやすい。)

 

ちなみに

SPは、STANDARD PLAY、LPは、LONG PLAY、EPは、EXTENDED PLAYのことです。

 

USBメモリースティックでDJをする方も、LP、EP、SP の違いと特徴ぐらいは覚えときましょう。

 

参考)

LP・EP用のレコード針先のは、0.7ml(ミル)くらいまでで、

SP盤用の針は、3.0mlぐらいまでです。

1ml(ミル)=0.001インチ=0.0254mm

 

太い針先が太い溝をなぞり、針先の上下運動(1次元)をコイルが拾ってオトににしているのがSP盤。溝の両壁に、LRを記録し、針先の振動方向を分けてピクアップ(2次元)しているのがLP盤SP盤、なのです