羊水検査に行ってきました。
分娩予定である都内の大学病院の、
産科病棟にて受けました。
今日に至るまで、すごく悩んだ。
話し合った。
最初、「大事なことは先に知りたい」「情報が欲しい」という思いから、新型のための遺伝カウンセリングを予約したものの、新型から羊水検査に至り陽性判定を受けたほとんどの人が中絶を選ぶことを受け、夫婦で話し合った結果、「どんな子でも可愛い。僕たちは何があっても大丈夫。産もう!」と夫が強く主張してくれて、一度は、一切の検査を受けないと決め、遺伝カウンセリングもキャンセルしたのに、夫からその話を聞いてしまった義母から( そもそもなんで母親に言っちゃうのか…ちょっと夫はお花畑気味)、検査を強く勧められ、高齢出産した義姉からもそれとなく勧められ、そしてまた話し合い…。、本を読み、テレビ番組を録画しては夫婦で見て、中絶するのかしないのか、いや、幸せとはなんなのか、可哀想とはなんのことなのか、何が綺麗事で、何がエゴなのか、心の準備のため…という言葉は、果たして便利なだけのフレーズなのか。ぐるぐるぐるぐる、考えが回りました。
義姉は、不妊治療で有名な個人病院にて出産、そこで羊水検査も受けましたが、検査を受けるかどうか悩んでそこの看護師さんに「皆さん受けるんですか?」と聞いたら、看護師さんは「うーん、本当に人それぞれですけどね。でも、うちの看護師は、妊娠するとみーんな受けてますよ! 」と答えが返ってきたそうです。義姉は「それを聞いたら、なんだ、もっと気軽に受けていいんだなーって、気がラクになったよ。だから、だまちゃんも、そんな気負わず、気楽になって」と、励ましてくれましたが、やっぱり、気軽にはとても受けられない…。気楽に考えたくない…。
職場の看護師(50代のベテラン)も、妊娠がわかったかなり早い段階で、わたしに「35越えてるんだよね? 出生前とかやるの?」と聞いてきました。
わたしは、職場でハッキリ聞かれるとは思わなかったので「う~ん、ねえ…」と、濁しましたが、彼女は「そうだよね、悩むよね! でも、わたしだったら受けるな」と明言しました。「陽性だったらどうするかも決めた上でですか?」と尋ねると、「そりゃ残酷だけど…わたしらが死んだあと、その子がどういう人生を送るかを考えたら、今の世の中じゃ行きづら過ぎるよね。子どものうちは可愛いけど、その子が大人になってからが可哀想」と、堕ろすことをほのめかしていました。
たまたまどちらのエピソードも、看護師の方の意見だけど、でも、医療に属する人の話は、現実的で、言葉もストレートで。
職場の彼女と話したあと、自問自答がずっと続きました。
生まれてきたいに決まってる。
でも、やっと生まれた次の瞬間から、鼻も口も体も管に繋がれて、手術・手術で、それで人生楽しいか。
高齢出産した親が老い、亡くなり、ひとりぼっちになった、成人した子どもに、充分な財産や環境を遺せるほど、自分は裕福か。成年後見人もなかなかつかず、路頭に迷ったり、社会で不当な扱いを受けて残りの人生を過ごす子どもを、天国からは何もしてやれない。
じゃあ堕ろすの?
こんなに苦労して
やっとできた赤ちゃんを?
やだ。
でも、でも。
生みたいって、ただの親のエゴ?
高齢者の不毛な延命措置と一緒?
ああ、夫とわたしの顔が合体した
赤ちゃんの顔が見たい。
考えがまとまる日は、なかなか来ませんでした。
一言では、本当に表せない。
とにかく、
検査を受けると決めるまでも、決めたあとも、ネットで様々な人の体験談を読んで
参考にさせていただいたので、
わたしも、役立つかはわかりませんが、自分の体験は、とりあえず記録しておこうと思います。
賛否両論あるけど、誰が出した答えも、否定はしたくない。わたしとあなたは違う考えだけど、どちらも間違っているとは言えない。
…しかし、
ゆうべは本当に寝られなかった。
熱帯夜だったこともあるけど、幾度寝返りを打っても苦しさが止まず、男の人の叫び声が聞こえた気がして何度も目が覚めたり、苦しそうにうなされてたよと、夫に揺り起こされたり。トイレに行ったり水飲んだり…。
熱帯夜だったこともあるけど、幾度寝返りを打っても苦しさが止まず、男の人の叫び声が聞こえた気がして何度も目が覚めたり、苦しそうにうなされてたよと、夫に揺り起こされたり。トイレに行ったり水飲んだり…。
朝になっても、モタモタしてなかなか顔も洗えず、当日は飲食も化粧もOKだったのに、メイクする元気が無くて、すっぴんにマスクで出かけました。
心配し、途中までついていきたいと言ってくれる夫。わたしは、いいよいいよと遠慮したけど、やっぱり心細いのは事実で。
結局、夫は「駅まで付いていくよ」「病院までね」「ナースステーションまで」「いられるとこまで」…と、仕事があるのに昼近くまで付き添ってくれました。
いつも行くのは外来棟だけど、
今日は産科病棟。
初めての光景に、夫がとてもドキドキしているのが伝わりました。
わたしは、不安から、景色全体が磨りガラスごしのように曇って見えるくらいだったけど、夫は
結局、夫は「駅まで付いていくよ」「病院までね」「ナースステーションまで」「いられるとこまで」…と、仕事があるのに昼近くまで付き添ってくれました。
いつも行くのは外来棟だけど、
今日は産科病棟。
初めての光景に、夫がとてもドキドキしているのが伝わりました。
わたしは、不安から、景色全体が磨りガラスごしのように曇って見えるくらいだったけど、夫は
「あ!赤ちゃんの泣き声が聴こえるね!わーあ…」
とか、
「廊下に赤ちゃん用のワゴンが沢山あって、 全部にビシッとタオルが綺麗に敷かれてたよ!これから赤ちゃんが運ばれるんだね!」
とか、
「いま、公衆電話で女の人が、職場に出産報告してたよ!昨日産まれて安産でしたって!次の日に元気に電話できるなんて、びっくりしたよ。すごいね」
とか、囁き声ながら、目に入ったことを逐一わたしに報告してきました。
とか、
「廊下に赤ちゃん用のワゴンが沢山あって、 全部にビシッとタオルが綺麗に敷かれてたよ!これから赤ちゃんが運ばれるんだね!」
とか、
「いま、公衆電話で女の人が、職場に出産報告してたよ!昨日産まれて安産でしたって!次の日に元気に電話できるなんて、びっくりしたよ。すごいね」
とか、囁き声ながら、目に入ったことを逐一わたしに報告してきました。
「すごく神聖な場所だと感じるよ。緊張する」と、感動していました。
あー、夫のようにピュアに感じたい。
わたしはというと、外来で羊水検査のことを話した時に、主治医や助産師さんの反応が、かなりドライというか、半ば否定的な態度だったことで、ずっと、病院に来る度に、後ろめたい気分が増強されており、罪悪感から、またここでも責められるような視線を浴びせられるんじゃないか…と、人の目を見るのが怖かった。
正直、夫との温度差を感じました。
でも、産科病棟の看護師さんも先生も、とても柔らかい態度で、こまめに声掛けしてくださり、その様子から、明らかにわたしの気分を和らげてくれようとしている配慮を感じました。少しだけ、肩の緊張が解けました。ただの自意識過剰なのだろうけど、気遣いが、本当にありがたかった。
通された病室は2人部屋でしたが、片方のベッドは空でした。
指示されたとおり、持参したパジャマに着替えて待機していると、まずは看護師さんがバイタル測定してくれたあと「じゃあ、赤ちゃんの心音確認しますね」と言って、ドップラーを取り出しました。
今まで一度も心音を聞かせてもらったことがなかったので、思わず
「えっ! そんなサービスしていただけるんですか…」
と驚いてしまったら、
「サービスじゃなくて、元気かどうかの確認ですからね」
と、笑われてしまいました。
ドップラーでお腹をしばらく探っていると、間もなく、
今まで一度も心音を聞かせてもらったことがなかったので、思わず
「えっ! そんなサービスしていただけるんですか…」
と驚いてしまったら、
「サービスじゃなくて、元気かどうかの確認ですからね」
と、笑われてしまいました。
ドップラーでお腹をしばらく探っていると、間もなく、
トッコトッコトッコトッコ…
という心音が聞こえてきて。
パイプ椅子に座っていた夫が、うわぁっという顔をして、立ち上がって身を乗り出し、看護師さん越しに、わたしのお腹を凝視していました。夫、なぜか手を合わせていました…。
感動の心音確認のあと、10時過ぎに呼ばれて、わたしは処置室へ。
お股を開くタイプじゃない手術台に横たわり、ズボンとパンツを足の付け根ぐらいまで下げると、看護師さんがバスタオルをかけてくれました。
感動の心音確認のあと、10時過ぎに呼ばれて、わたしは処置室へ。
お股を開くタイプじゃない手術台に横たわり、ズボンとパンツを足の付け根ぐらいまで下げると、看護師さんがバスタオルをかけてくれました。
そこで先生が2人登場。いつもの主治医とは違う先生です。研修医らしき助手の男性も1人加わりました。
「○○と申します。よろしくお願いします」と、先生が一人一人、わたしの顔をのぞきこんで丁寧に挨拶してくださいました。
「○○と申します。よろしくお願いします」と、先生が一人一人、わたしの顔をのぞきこんで丁寧に挨拶してくださいました。
エコーで赤ちゃんを確認すると、元気にバタバタ動いている様子。
4週間ぶりに姿が見れて嬉しいけど、
でも今日はなるべくおとなしくしていて…。
「胎盤は背中側だね」
「大丈夫そうだ」
「この辺は空いてるね」
「よし、じゃ、このへんだね」
2人の先生がエコーを見ながらやりとりし、赤ちゃんの写っていない黒い空洞のようなところを指し示して、わたしに「このへんの、赤ちゃんがいないところに針を刺しますからね。おヘソのちょっと右側あたりからやりましょう」と、ちゃんと説明してくださいました。
たぶん、いつもの主治医なら、こんなに丁寧に接してくれない気がする…。安心するよ~。
「消毒していきます」と先生は、綿で、茶色いヨード消毒液をお腹全体に満遍なく、何回も塗り重ねました。
そのあと、手術用の、患部以外を覆い隠す緑の不織布が、わたしの体にかぶせられました。
やがて、1人の先生がエコーを常にお腹に当てて維持し、もう1人の先生が、20cmくらいの長い針を持ったのが視界に入りました。
「では刺さりますよ~ちょっとチクっとします」という声かけのあと、チクっというより、ズーンと押されるような妙な感覚がありました。痛くはない…気がする。
ん?これは麻酔なの?いきなり針かな?ん、ん?
と、しばらくしていても、針を抜く様子なく、今度は針の元に先生が試験管みたいなのを当てて、キューッと引く様子が見えました。
おや?もう羊水を吸ってるのかな?
でも今日はなるべくおとなしくしていて…。
「胎盤は背中側だね」
「大丈夫そうだ」
「この辺は空いてるね」
「よし、じゃ、このへんだね」
2人の先生がエコーを見ながらやりとりし、赤ちゃんの写っていない黒い空洞のようなところを指し示して、わたしに「このへんの、赤ちゃんがいないところに針を刺しますからね。おヘソのちょっと右側あたりからやりましょう」と、ちゃんと説明してくださいました。
たぶん、いつもの主治医なら、こんなに丁寧に接してくれない気がする…。安心するよ~。
「消毒していきます」と先生は、綿で、茶色いヨード消毒液をお腹全体に満遍なく、何回も塗り重ねました。
そのあと、手術用の、患部以外を覆い隠す緑の不織布が、わたしの体にかぶせられました。
やがて、1人の先生がエコーを常にお腹に当てて維持し、もう1人の先生が、20cmくらいの長い針を持ったのが視界に入りました。
「では刺さりますよ~ちょっとチクっとします」という声かけのあと、チクっというより、ズーンと押されるような妙な感覚がありました。痛くはない…気がする。
ん?これは麻酔なの?いきなり針かな?ん、ん?
と、しばらくしていても、針を抜く様子なく、今度は針の元に先生が試験管みたいなのを当てて、キューッと引く様子が見えました。
おや?もう羊水を吸ってるのかな?
どこまでが麻酔でどこからが採取か、よくわからない。
エコーの画面には少し変化が見られましたが、どこに針がいるのかは良く見えませんでした。
エコーの画面には少し変化が見られましたが、どこに針がいるのかは良く見えませんでした。
時々、画面の端っこに、赤ちゃんらしき
バタバタしてる影が見えるのが、とにかく気が気じゃなく、ううう、動かないでね~!っと、祈っていたら、先生が作業しながら「ここまで問題なく順調にきてますよ。赤ちゃんも近づいてきてません。あと半分で終わりです」と、優しい声で途中経過を教えてくださったので、少しホッとできました。
その後もグググッという変な感覚を感じながら、全部で10分くらいで、処置は終了。
看護師さんが温タオルでお腹を拭いてくれたのですが、そのタオルが真っ茶色に染まったのが見え、すごい量の消毒液が塗られていたのだとわかりました。
バイタル、心音、エコーで母子に異常が無いのを確認し、その処置室の手術台の上で、そのまま1時間安静にすることに。
寒いなあ、と思っていたら、看護師さんが掛け布団をかけてくれました。
バタバタしてる影が見えるのが、とにかく気が気じゃなく、ううう、動かないでね~!っと、祈っていたら、先生が作業しながら「ここまで問題なく順調にきてますよ。赤ちゃんも近づいてきてません。あと半分で終わりです」と、優しい声で途中経過を教えてくださったので、少しホッとできました。
その後もグググッという変な感覚を感じながら、全部で10分くらいで、処置は終了。
看護師さんが温タオルでお腹を拭いてくれたのですが、そのタオルが真っ茶色に染まったのが見え、すごい量の消毒液が塗られていたのだとわかりました。
バイタル、心音、エコーで母子に異常が無いのを確認し、その処置室の手術台の上で、そのまま1時間安静にすることに。
寒いなあ、と思っていたら、看護師さんが掛け布団をかけてくれました。
「なにか音楽かけましょうか?」と声を掛けてくれたのですが、余裕がなくて、何故か、いいですと答えてしまい。
ナースコールの位置を教えられたあと、シーンとした処置室に1人残されました。
廊下から聞こえるパタパタという足音やワゴンの音などを聞きながら、処置室の天井を眺め、「ああ、分娩するときって、どんな気分でこの天井を眺めるのかなあ」など考えながらウトウトしていたら、あっという間に1時間経ち。
再びバイタルと心音チェックして、問題なかったので、歩いて病室に戻ることを許されました。
戻る前に、「もし出血した時は量を確認させていただきたいので、ナプキンを当てさせていただきますね」と、看護師さんが、寝たままナプキンを装着してくれました。
恥ずかしさとかは、もうなかった。
その後、トイレに行きましたが、出血はとりあえず無いようで、ホッ。
しばらく安静の指示があり、病室のベッドで横になって休んでいると、12時に昼食が運ばれてきました。
久々の病院食。
その後、トイレに行きましたが、出血はとりあえず無いようで、ホッ。
しばらく安静の指示があり、病室のベッドで横になって休んでいると、12時に昼食が運ばれてきました。
久々の病院食。
あまり食欲無い気がしていましたが、朝はほとんど食べられなかったので、空腹なのは確かで。温かいお味噌汁がじんわり沁み、美味しくいただけました。
13:30頃、退院前の診察に呼ばれ、羊水穿刺をした処置室とは別の診察室に入りました。
お腹に張りや痛みがないかを聞かれたあと、まずは久々の、経膣エコー。
13:30頃、退院前の診察に呼ばれ、羊水穿刺をした処置室とは別の診察室に入りました。
お腹に張りや痛みがないかを聞かれたあと、まずは久々の、経膣エコー。
出血も無く子宮口が閉じているのを確認。
そのあと今度は寝台に乗り、経腹エコーで確認。
どちらも問題が無いため、退院許可が降りました。
もしここで出血など異常が認められると、一泊入院していく必要があるそうです。
お会計は、全部で自費で19万円。
帰りは試しに、初めてタクシーで家まで帰ってみました。
道路は混んでなかったし、運転手さんも丁寧なベテランだったけど、30分かかりました。
うー、結構時間かかるな。
もしもの時が、心配だなー。
今のところ赤ちゃんが無事であることを
夫にLINEで伝えると「ほんと!よかった!よかったよ!」とすぐさま返事があり、
「泣きそうだよ」
のあと、
「涙でてきた」
とメッセージが…。
うー、
もしここで出血など異常が認められると、一泊入院していく必要があるそうです。
お会計は、全部で自費で19万円。
帰りは試しに、初めてタクシーで家まで帰ってみました。
道路は混んでなかったし、運転手さんも丁寧なベテランだったけど、30分かかりました。
うー、結構時間かかるな。
もしもの時が、心配だなー。
今のところ赤ちゃんが無事であることを
夫にLINEで伝えると「ほんと!よかった!よかったよ!」とすぐさま返事があり、
「泣きそうだよ」
のあと、
「涙でてきた」
とメッセージが…。
うー、
わたしはまだ、
ホッとした涙は出てこない。
不安。
不安。
羊水検査による破水や流産などがあれば、
これから24時間以内に起こるといいます。
今日から一週間後、もう一度、超音波で赤ちゃんの無事を確認し、
結果を聞くのは、実に3週間後です。
はあ…長い。
きつい。
羊水検査による破水や流産などがあれば、
これから24時間以内に起こるといいます。
今日から一週間後、もう一度、超音波で赤ちゃんの無事を確認し、
結果を聞くのは、実に3週間後です。
はあ…長い。
きつい。



