内容(ブックデータベースより)
紅屋から平蔵が去ったことで、
安政五年はおやすにとって忙しい日々が続く年となった。
品川に腕の良い女料理人がいるとの噂が広まっていく中で、
御殿山の宴に出した、おやすが考案した
花見弁当は江戸中の話題となる。
そんな多忙な中、おやすは、
かつて紅屋で小僧として働いていたが、
武家に養子入りして立派な若侍姿となった
勘平との再会を果たしていた。
思わぬ嬉しさに心満たされる一方、
疫病が江戸に蔓延し始めて品川にも影を落とし、
とめ吉も病に倒れてしまう……。
待望のシリーズ第八弾!
令和7年4月3日~5日
