内容(ブックデータベースより)


「おいちちゃん、怖いよ。助けて……」。――胸騒ぎを覚えたおいちは、

 

友のもとに駆け付けるのだが。
本書は、この世に思いを残して死んだ人の姿を見ることができる娘・おいちが、

 

その能力を生かし、岡っ引の仙五朗とともに、

 

複雑に絡んだ因縁の糸を解きほぐしていく好評「おいち不思議がたり」シリーズ待望の新作。
 

江戸深川の菖蒲長屋で、医者である父・松庵の仕事を手伝うおいちは17歳。

 

父のような医者になりたいと夢を膨らませているのだが、

 

そんなおいちの身にふりかかるのは、友の死、身内の病、

 

そして自分の出生の秘密にかかわる事件等々。

 

おいちは、様々な困難を乗り越え、亡き友の無念を晴らすことができるのか。
 

 

悩みながらも強く生きたいと願う主人公を書いてきた作家・あさのあつこの青春「時代」ミステリー第2弾!

 

令和6年6月20日~22日