毒親1 | 18歳で骨肉腫 ~ステージ4からの復活~

18歳で骨肉腫 ~ステージ4からの復活~

骨肉腫を乗り越えて回復に至るまでの道のり。

私の母は毒親だと思う。

これは病気になる前の、高校生の頃から思っていたことだ。

 

毒親とは、親の接し方や育て方で、子供をがんじがらめにする親のことを言う。

 

ネットで調べてみて出てきた、うちの母と同じ特徴は、

・かわいそうな母、それを支える娘

→親子の役割が逆転した関係

   娘に愚痴ばかりこぼす

 

・過干渉な母

→「あなたの為を思って」と、娘が耐えがたいほどあれこれ過剰に干渉する

   自分が望むことと子供が望むことの区別が出来ない

   娘のなす事全て否定

 

・娘を振り回す母

→その時々で、言うことや基準を変える

    娘の都合を考えない

    空気が読めない、天然キャラ

 

・完璧で重い母

→自分が正しいと思い込み、自分と違う意見や価値観は認めない

   世間体が大事で「世間様に認められること」を基準にする

   娘には何をしても母には敵わないという敗北感を与える

 

 

私の母は、感情の起伏が激しく、

外ヅラが良いので、家族以外には毒親だと気付いてもらえない。

私が母の文句を他人に話しても、母の外ヅラしか見えないので、

「そんな風に見えない、良いお母さんやと思うよ」と言われる。

一緒に暮らしている人はたまったもんじゃないけど。

 

母はよく周囲に、私が暴れて~と言う。

だから周囲には、私が母に反抗しているという感じになっているし、

母もそれで間違っていない、という感じだ。

高校の頃はそれがたまらなく嫌だった。

私の意見を言うと(母の間違いを指摘すると)

喧嘩になり、冷戦状態に入り、ご飯もあたったり無かったり。

つまり気を使わないと、世話してもらえないという感じだ。

私は人の顔色をとても気にする性格になってしまった。

 

20年一緒にいて、やっと、

親でも無条件に愛してくれるもんじゃないというのが、よく分かった。

多分だけど、母は人の世話が好きじゃなし、

本当に出来ないというか、愛し方とかが分からないんだと思う。

よく「アンタの為を思って~」と口にするけど、

人の為と書いて「偽り」と読むから、きっとそれを言っているうちは

恩着せがましい愛情になっている気がする。

多分だけど私が死んだら、自分の間違いに気付くか気付かないかだと思う。

「二度と戻ってこない」を体験すれば、改心するのではないか。