人工受精も5周期結果が出ずに終了し、医師から体外受精にステップアップするのはどうかと聞かれ、夫と相談しステップアップの決断に至りました。

しかし、体外授精は今までの治療と比べ通院回数も服薬の量も格段に多くなります。
仕事と両立できるのか・・・
ぐるぐると考えてしまいます。そんな中、ネットで「不妊治療連絡カード」というものがあることを知ります。

不妊治療連絡カードとは病院が不妊治療をする患者からの申し出で雇用主である会社に治療をする上で何日位お休みが必要かなど、配慮する点を記入し、患者が会社に提出するものです。

ただし診断書のような効力はなく、内容も
・不妊治療の実施(予定)時期
・特に配慮が必要な事項
・その他
の記載しかありません。
病院によって費用は異なるかもしれませんが、私の病院では2000円ほどでした。

このカード(カードという名称ですが、実際はA4の紙でした)を提出することにより、体外授精をする上で月の通院回数や頻度・卵胞チェックなどで前日に診察日が決定し、急なお休みを取ることがあることを伝えられます。

医師に記入をお願いし、原本は会社で保管されると思い、念の為コピーを取った上で上司に提出をしました。
上司は「分かりました。念の為私の上司にも話を通しておく」との一言。
その2時間後には話をしてくれたらしく、私にそのカード原本が返ってきました。
私としては提出をしたので原本は会社保管なのかなと思っていたのですが、上司も個人情報なので保管したくないのでしょうか?
上司もコピーやスキャンをした気配はなく、きちんと伝えられたのか不安でした。

不妊治療はデリケートな話題です。上司もいろいろ気を使ってくれている場面は見受けられるのですが、オープンにしていない分こそこそと治療をしているようで後ろめたいです。


また不妊治療連絡カードは治療の回数や時期の記載はできますが具体的な内容や薬による副作用があること、他にも様々な体の不調が出ることがあることの記載はできません。(副作用や不調があることの記載はできないと医師から言われました。)


私個人としては治療自体の回数等ももちろん会社に把握してもらいたいことなのですが、それよりも多くの投薬やそれによる副作用、陰性だったときのメンタルの落ち込み、体調不良があることのほうが会社に知っていてほしいことです。
そこまで把握してもらいたいと思うことがわがままなのかもしれません。

不妊治療連絡カードも記載する内容が今後変わって上記のような内容も記載できるようになるかもしれません。

会社や上司に不妊治療をしていることを伝えて
おきたいという方には不妊治療連絡カードは1つの手段かなと思います。病院名と医師の署名も記載がありますし。
ただ、このカードを提出したからといって(私の場合は)特に勤務軽減等の措置はありませんでした。

仕事と不妊治療を両立するためには会社の治療内容の把握が不可欠だと思います。
なかなか本人からは言い出しにくいこともあるので書面で提出することにより職場の理解も深まるといいなと感じています。