マイケル・パウエル「天国への階段」1946年

8. 天国への階段
104分カラー（一部モノクロ） 1946年
原題「A Matter of Life and Death」
監督：マイケル・パウエル、エメリック・プレスバーガー
主演：デヴィッド・ニーヴン、キム・ハンター
第二次大戦中、戦闘で死ぬはずの英国軍パイロットが天国のミスで生き残ってしまう。
イギリス映画の名コンビ、マイケル・パウエルとエメリック・プレスバーガーによる傑作ファンタジー・ロマンス。

A Matter of Life and Death (film) - Wikipedia

『生死を賭けた戦い』は、第二次世界大戦中のイギリスを舞台にした1946年のイギリスのファンタジー・ロマンス映画です。

マイケル・パウエルとエメリック・プレスバーガーが脚本、製作、監督を務め、デヴィッド・ニーヴン、ロジャー・リヴジー、レイモンド・マッセイ、キム・ハンター、マリウス・ゴーリングが主演しています。この映画は当初、映画で最も目立った特殊効果である地球と死後の世界を結ぶ幅広のエスカレーターにちなんで『天国への階段』というタイトルで米国で公開されました。

Directed by	Michael Powell Emeric Pressburger
Written by	Michael Powell Emeric Pressburger
Produced by	Michael Powell Emeric Pressburger
Starring	David Niven Roger Livesey Raymond Massey Kim Hunter Marius Goring
Narrated by	John Longden
Cinematography	Jack Cardiff
Edited by	Reginald Mills
Music by	Allan Gray
Production companies	The Archers J. Arthur Rank
Distributed by	Eagle-Lion Films (UK)
Release dates	1 November 1946 (UK premiere) 15 December 1946 (UK general)
Running time	104 minutes
Country	United Kingdom^[1]
Language	English
Budget	£320,000 (est.) or £650,000^[2]^[3] or £257,000^[4]
Box office	$1,750,000 (US)^[5]

David Niven as Squadron Leader Peter David Carter
Kim Hunter as June
Roger Livesey as Dr Frank Reeves
Kathleen Byron as an Angel
Michael Trubshawe as Himself
Richard Attenborough as an English Pilot
Bonar Colleano as an American Pilot
Joan Maude as Chief Recorder
Marius Goring as Conductor 71
Robert Coote as Flying Officer Bob Trubshawe^{[nb 1]}
Robert Atkins as the Vicar
Bob Roberts as Dr Gaertler
Edwin Max as Dr Mc Ewan
Betty Potter as Mrs. Tucker, Reeves' housekeeper
Raymond Massey as Abraham Farlan
Abraham Sofaer as The Judge
Robert Beatty as US Crewman (uncredited)
Robert Rietti as Man on Stairway (uncredited)
Eric Cawthorne as Goatherd (uncredited)

フル動画

ゴーリングは指揮者の役をオファーされましたが、ピーター役を希望したため、代わりにピーター役を希望しました。しかし、パウエルとプレスバーガーはニーヴンにこの役をやらせようと決め、最終的にゴーリングに指揮者しか選択肢がないと告げた。もしゴーリングが断ったら、ピーター・ユスティノフにこの役をやらせようと話した。

　Marius Goring as Conductor 71

パウエルとプレスバーガーはハリウッドに行き、ジューン役のキャスティングをしようとしたが、当時ニューヨークで舞台に出演していたベティ・フィールド以外には候補となる女優はいなかった。キム・ハンターを推薦したのはアルフレッド・ヒッチコックで、ヒッチコックは最近、イングリッド・バーグマンの『Spellbound』のスクリーンテストでカメラの後ろからセリフを読ませたばかりだった。ハンターは舞台経験があり、デヴィッド・O・セルズニックと2年間契約していた。パウエルとプレスバーガーは最初の打ち合わせですぐに彼女がこの役にぴったりだと決め、セルズニックと契約して彼女を起用した。

　Kim Hunter as June

マイケル・トラブショーはニーヴンの古い飲み仲間で、ニーヴンからこの映画にカメオ出演させられた。

　Michael Trubshawe as Himself

『生と死の問題』は、イギリスのバッキンガムシャー州デナムのD&Pスタジオとデナムスタジオ、およびデボン州とサリー州のロケ地で撮影された。ビーチのシーンはデボン州のサントンサンズで撮影され、カメラオブスキュラに映る村はサリー州のシアである。制作は1945年9月2日から12月2日まで行われ、29セットが使用され、費用は推定32万ポンドで、2019年の1250万ポンドに相当する。

『A Matter of Life and Death』は、制作の複雑さから、長いプリプロダクション期間を要した。ロンドン旅客運輸局の支援を受けて建設したエンジニア会社によって「Operation Ethel」と呼ばれた、この世とあの世を結ぶ巨大なエスカレーターは、製作に3か月かかり、費用は3,000ポンド（2019年の価値で117,000ポンドに相当）だった。

「Ethel」には幅20フィート（6.1メートル）の階段が106段あり、12馬力のエンジンで駆動されていた。全ショットはミニチュアを吊るすことで完成された。[9] [要ページ] 機械の騒音によりサウンドトラックのライブ録音ができなかったと主張されており、エスカレーターのシーンはすべてポストプロダクションで吹き替えられた。しかし、Carlton DVDリリースに組み込まれたインタビューで、撮影監督のジャック・カーディフは、エスカレーターが完全に無音で作動したことに驚いたことを回想している。

あの世のシーンを白黒で撮影するという決定が、複雑さを増した。この映画は3ストリップテクニカラーで撮影されたが、印刷中に色は加えられなかったため、白黒のショットに真珠のような色合いが与えられ、スクリーンのクレジットには「テクニカラーでカラーと染料モノクロームを処理」と記されている。これは『オズの魔法使い』では逆の効果となった。[nb 2] 映画の中では「テクニカラー染料モノクローム」（異世界）と3ストリップテクニカラー（地球）の間のディゾルブが何度も使われている。フィルムストックとテクニカラーカメラは米軍が訓練用フィルムの製作に使用していたため、9か月待ちとなった。

(コンダクター 71 が初期の移行中に述べているように、「あそこではテクニカラーに飢えている」)

他のシーケンスでも課題がありました。たとえば、ハンターとリヴジーがチャンピオンのアランブルックとヴィクトルバーナから指導を受けたストップアクションの卓球の試合、