てんやわんや - Wikipedia

松竹・映画作品データベース

てんやわんや』は、『毎日新聞』に1948年から1949年にかけて連載された獅子文六による日本小説、またそれを原作とする日本映画である。

太平洋戦争の終戦直後、獅子文六が妻の実家がある愛媛県宇和島市津島町(旧北宇和郡岩松町)に疎開していた時の様子を題材としている。

宇和島市を題材にした『大番』と同じく愛媛県南予地方の人情、文化、方言などを詳しく知ることができ、この地方特有の「牛の突き合い」(闘牛)、「牛鬼」(お祭りの練り物岩松川の大うなぎ(愛媛県の天然記念物)とっぽ話(ホラ話)や戦後すぐにおこった「南海大地震」などが興味深く紹介されている。

 

監督 渋谷実
脚本 斎藤良輔
荒田正男
製作 山本武
出演者 佐野周二
淡島千景
志村喬
薄田研二
藤原釜足
三井弘次
桂木洋子
音楽 伊福部昭
撮影 長岡博之
配給 松竹
公開 1950年7月23日
製作国 日本
言語 日本語

 

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1:08付近で「かの水素爆弾が落下するに及んでは地球上の全生物は一瞬にして…」と薄田の台詞。1950年1月31日のトルーマン大統領による水爆開発計画の表明を受けてのこと。 水爆実験は1952年11月11月1日。

ハンガリー人物理学者のエドワード・テラーは、水爆の起爆方法の研究に従事し、"水爆の父"と呼ばれている。

 

トルーマン大統領は、ソ連による1949年の核実験を受け、最終決断を下した。1950年1月31日、トルーマンは水爆開発の強硬計画を表明した。テラーの提案した原子力の第二研究所、ローレンス・リバモア国立研究所が建設され研究が始まった。しかしこの時点では、水爆の正確なメカニズムは未だ知られていなかった。"伝統的な"水素爆弾—核分裂の熱を核融合物質の点火に使うもの—は動作しえないと思われていた。しかし、ロスアラモスの数学者スタニスワフ・ウラムの洞察によって、原子爆弾と核融合物質を爆弾の中の別の場所に配置し、原子爆弾の圧力を核融合物質を起爆する前段階の圧縮に使えば核融合兵器が実現可能だということが示された。

 

 

漫才コンビの獅子てんや・瀬戸わんやは本作から名前を取ったものである。

てんやわんや 松竹 解説 に対する画像結果 映画には出て来ない
 
小説を原作とする映画が1950年に公開された。
宝塚歌劇団出身である淡島千景の映画デビュー作で、第1回ブルーリボン賞主演女優賞を受賞している[1]
あちこ on Twitter: "#ビキニスタイルの日 いま、これしか思い浮かばない… 『てんやわんや』の淡島千景様 「デビュー作にいきなり ...
 

戦犯から出戻りの主人公や労働争議など戦後の世相を皮肉った内容。