『山びこ学校』は、1952年(昭和27年)5月1日公開の日本映画である。八木保太郎プロダクション・日本教職員組合製作、北星映画配給。監督は今井正。モノクロ、スタンダード、101分。
山元中学校3年生全員の綴方を集めた学級文集『きかんしゃ』ができるまでを、その文集に掲載されたエピソードを交えながら描かれている。作中では実際に作文を書いた生徒の実名で描かれているが、栗の木の皮をむいてしまうような映画オリジナルのシーンなどでは架空の生徒を使っている。第26回キネマ旬報ベスト・テン第8位。
- 監督:今井正
- 製作:若山一夫、戸田金作、浅野正孝
- 脚本:八木保太郎
- 撮影:伊藤武夫
- 美術:川島泰造
- 録音:岡崎三千雄
- 照明:吉沢欣三
- 音楽:大木正夫
- 編集:神谷修介
- 監督補佐:田代秀治
- 製作主任:金子敏
- 無着:木村功
- 無着の父:瀧澤修
- 英雄の祖父:東野英治郎
- 須村:岡田英次
- 明の父:殿山泰司
- 和助の兄:織本順吉
- 田口:金子信雄
- 新田:西村晃
- 大崎:和澤昌次
- 木村:河崎保
- 島田屯
- 磯部:杉葉子
- 江一の母:本間文子
- 無着の母:北林谷栄
- キクエの母:南美江
- 無着の妹:丹阿彌谷津子
- 明の姉:岩崎加根子
- 明の母:田中筆子
- 木下ゆず子
- ヒカリ様の信者:戸田春子、原緋紗子
フル動画前編
後編
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1952年(昭和27年)、「八木プロダクション」を設立、設立第1作として無着成恭の編んだ中学生たちの学級文集を原作に八木が脚本を執筆した『山びこ学校』(監督今井正)を製作した。
第2作は、1954年(昭和29年)、山本薩夫監督の『日の果て』であるが、その間も、東映東京撮影所作品などに脚本を執筆し続けた。1957年(昭和32年)に書いた今井正監督の『米』は、第1回溝口健二賞、キネ旬ベストテン第1位を受賞した[1]。
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