今日はこれ。
『マライの虎』は、1943年(昭和18年)に公開された大日本映画製作株式会社製作の日本映画。
戦時中に創設された大日本映画製作株式会社が『シンガポール總攻撃』現地ロケーションの副産物として製作した、戦争アクションの異色作。 「ハリマウ(ハリマオ)」(マレー語で「虎」の意)と呼ばれた谷豊の活躍と半生を描いた戦意高揚映画である。のちに和田勉監督が戦後の反戦史観で『ハリマオ』で描いている。なお現存しているフィルムにはラストシーンが2種類存在している。その違いは生還したハリマオの手下がスリムだけのパターンとサリーほか計4人のパターンがある。
監督 | 古賀聖人 |
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脚本 | 木村桂三 |
製作 | 奥田久司 |
出演者 | 中田弘二 上田吉二郎 村田宏寿 |
音楽 | 鈴木哲夫 |
撮影 | 西村四郎 |
製作会社 | 大日本映画製作株式会社(東京) |
配給 | 映画配給社 |
公開 | 1943年6月24日 |
上映時間 | 85分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
- 安田 : 南部章三
- バテバウ : 上田吉二郎
- サリー : 村田宏寿
- 福原少佐 : 押本映治
- パーク : 大井正夫
- 王 : 上代勇吉
- 陳文慶 : 井上敏正
- : 金子春吉
- 神谷軍属 : 植村謙二郎
- : 小杉光史
- マライ人夫 : 宮島誠之
- エルマ : 山口秀夫
- 黄 : 中佐古初三
- スリム : 海原鴻
- ハッサン : 小林桂樹
- 李 : 島田時男
- 礼に来る農夫 : 赤星瞭
- ミンタン : 南興助
- 磯貝軍属 : 山口健
- ハチオ : 堀江孝太郎
- 金澤軍属 : 隅田一男
- 以下ノンクレジット
- 張 : 恩田清二郎
- マレーシア人 : 市川左正, 玉置一恵, 羽白修, 三浦志郎, 初山たかし, 宮田二郎, 国枝勢津子, 仲上小夜子, 滝のぼる, 上野陽子
- イギリスの兵士と警察 : アレクサンダー・ウェルズ, ショーン・ムーア, ウォルター・フランシス, フレッチャー・ドーソン, リンカーン・マクドナルド, 宮島城之, 佐々木正時, 宮崎準之助, 藤川準, 寺島貢
- 外国人 : ローレンス・パウエル, ノーラ・ロビンソン
- 外国当局者 : ルイス・ミッチェル, クラーク・ベイカー, ジェレマイア・ヒューズ, エドウィン・スコット
- 日本軍人 : 廣瀬徹, 宮島健二, 阿部功, 富士健治, 香椎三郎, 水原弘志, 津村準, 楠篤也
- ニュース映画の人物 : 松岡洋右, ウィンストン・チャーチル, フランクリン・D・ルーズベルト, アドルフ・ヒトラー, 来栖三郎
フル動画
カラー化フル動画
映画のテーマ曲
かなりはっきり戦中版のリメイク
「鬼畜米英を大東亜から駆逐!」と戦中だけでなく戦後も酔いしれる、あの頃の我が国は強かったと自己肯定感に手を突っ込んできて掻き回せばインスタント保守いっちょ上がり。日本人は正義マンだらけ。
wikiにもあるように、この映画は当時の国民を酔わせる国策映画。そういう特殊な文法の映画を酔わないで観てると気持ち悪くなるので、脳内を弄られないように俯瞰して視る。
冒頭、華僑系住民による排日運動。口コミで対日感情を悪化させる手口、どこかで見たような。
最近だと嫌韓?
嫌韓の仕掛け人は浙江系中国人、華僑と同祖。包友ネットワーク。日韓分断大成功。
同じことを戦前もやられた。
満蒙国境から日本軍を引き剥がすテロ工作。映画でも暴動シーンがあったけど、あれを通州事件と重ねて視ると、国民世論が沸騰して軍を動員せざるを得なくなる構図。日本を戦争の泥沼に引きずり込むには愛国心を煽る。世論の流れがイキり始めたら要注意。
日本にも諜報機関があって、その一端が垣間見えた数少ない例がハリマオ。でも少なすぎて大袈裟に紹介せざるを得ない痛さ。
実話としてのハリマオを初めて知ったのがねずさんのブログ。引いて視ると銭ゲバ臭する。違和感に気付いてからは距離を置いてる。
昨今の保守言論人を根元で束ねてる銀座のフィクサーとか金美齢とか。どう誘導してるかウォッチするためにももっと我慢して付き合わないといけないんだろうけど、つらい。