4. 探偵物語 ( 103分 / モノクロ / 1951年 )
監督 : ウィリアム・ワイラー
主演 : カーク・ダグラス、エリノア・パーカー
犯罪者で溢れるニューヨーク21分署。鬼刑事マクラウドが愛する妻のもとへ
帰ろうとしたとき、悪徳医師が出頭し事態は思わぬ展開を見せる。
複雑な犯罪劇を巧みに描いた傑作!
『探偵物語』(原題: Detective Story)は、ウィリアム・ワイラー監督、製作による1951年のアメリカ映画である。シドニー・キングスレーの同名の舞台を原作としている。
日本での邦題は「detective」を「探偵」と直訳したことによるものであるが、作品の内容を踏まえれば「刑事物語」と訳す方が適切であり、誤訳の一種と言える。
『探偵物語』は、ウィリアム・ワイラー監督、カーク・ダグラス主演の 1951 年のアメリカの犯罪ドラマで、警察の刑事チームに所属するさまざまな人々の 1 日の物語を描いています。
アンサンブルのサポートキャストには、エレノア・パーカー、ウィリアム・ベンディックス、キャシー・オドネル、ジョージ・マクレディが出演します。
リー・グラントとジョセフ・ワイズマンは二人とも映画デビュー作で重要な役を演じている。
この映画は、シドニー・キングズレーによる1949年の同名の戯曲をロバート・ワイラーとフィリップ・ヨーダンが脚色したものである。
アカデミー賞ではワイラーが監督賞、パーカーが主演女優賞、グラントが助演女優賞を受賞するなど、アカデミー賞4部門にノミネートされた。
監督 | ウィリアム・ワイラー |
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脚本 | フィリップ・ヨーダン ロバート・ワイラー |
原作 | シドニー・キングスレー(英語版) |
製作 | ウィリアム・ワイラー |
音楽 | ヴィクター・ヤング |
撮影 | リー・ガームス(英語版) |
編集 | ロバート・スウィンク |
配給 | パラマウント映画 |
公開 | ![]() ![]() |
上映時間 | 103分 |
製作国 | ![]() |
言語 | 英語 |
- ジム・マクラウド - カーク・ダグラス:刑事。犯罪を一切許さない頑なで非情な男。
- メアリー・マクラウド - エリノア・パーカー:ジムの妻。
- ルー・ブロディ - ウィリアム・ベンディックス(英語版):人情家の刑事。
- スーザン・カーマイケル - キャシー・オドネル:姉ジョイの恋人で、幼なじみのアーサーを救おうとする。
- カール・シュナイダー医師 - ジョージ・マクレディ(英語版):堕胎医。ジムに目の敵にされる。
- モナハン警部補 - ホレイス・マクマホン(英語版):分署長。
- ミス・ハッチ - グラディス・ジョージ(英語版):面通しの証人としてジムに呼ばれて来た女。
- チャーリー・ゲニーニ - ジョセフ・ワイズマン:強盗犯。
- 万引き犯 - リー・グラント:二十一分署に連行され、分署内の様々な人間模様を目撃する。
- タミ・ジャコペティ - ジェラルド・モーア(英語版):メアリーの過去に関わる男。
- ギャラガー刑事 - フランク・フェイレン(英語版):電話番、相談窓口担当。
- エンディコット・シムズ - ワーナー・アンダーソン:シュナイダーの弁護士。
- アーサー・キンドレッド - クレイグ・ヒル(英語版):金の使い込みで捕まった青年。
- ルイス・アボット - マイケル・ストロング(英語版):強盗犯。チャーリーの相棒。
- ジョー・フェインソン - ルイス・ヴァン・ロッテン:新聞記者。
- ダーキス刑事 - バート・フリード(英語版)
- エンディコット・シムズ - ワーナー・アンダーソン(英語版)
- オブライエン刑事 - グランドン・ローデス(英語版)
- パット・キャラハン刑事 - ウィリアム・フィリップス
- バーンズ警官 - ラッセル・エヴァンズ
予告
万引き現行犯で事情聴取(初犯でキョドるキャラ=一般市民視点のサツの内情)
もぐりの独系医師を執拗に追うやりすぎデカ
独系医師の被害者は買収されて証言しない
やりすぎデカの嫁。貞淑だと思ったら堕胎手術でお世話になってたことが発覚。
伊系窃盗犯に撃たれて脂肪
★元海軍のにいちゃん、業務上横領で逮捕
居合わせたデカは★と同じ年頃の息子が海軍で戦死していて同情的
マジキチ噓吐き伊系窃盗犯、デカの銃を奪って暴走
この人、ドクターノォ!
戦時中のことがいくつも語られてる。
息子が海軍で戦死した太平洋戦線。主役妻の戦時中の異性関係。
伊系容疑者の暴発、独系医師の不正治療。
警察署内部の混乱ぶりが戦場と重なる。
正義マンでイキりデカが暴走捜査の結果撃たれるオチは、第二次世界大戦にのこのこ出かけて行って大量の戦死者を出した米政府を批判しつつ、当時真っ盛りの朝鮮戦争の反戦世論を炎上させる気満々のソ連のスパイ。マッカーシーに追われてる連中が作った映画、となると見え方が変わって来る。
独系医師に対する執拗さが妻の堕胎の恨みと思わせておいて、実は知らなかったと急展開して眩暈。
異様な追及の理由が消えてしまって「え?え?え?」話の筋が通らなくて草。
イタリア人にロシア人を撃たせたという構図をドイツ人が願望したってことなんだろうけど、後味が悪い。
イジー・デムスキー