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ゲリクパ特集は一応ここで〆。

 

手持ちのコスミック出版海賊版DVDの西部劇セレクションに何本か入ってそうだけど、拾って観るのは変態そう、いや大変そうなんで折を見ていつかまたそのうち。(次回からアカデミー賞特集なんで)

ゲリクパ映画視点で視ると出番は一瞬。主役の2人の先輩。飛行機映画で飛行士役なのに操縦席に収まる絵が①枚もないまま退場。ていうか顔見世。ここで顔を売って次回から主役みたいな売り込み。客の反応を視る試供品。本格的な戦争は後で見せますよ~。

キャリアの始まりは西部劇だったんで、整備劇を観ずしてゲリクパは語れないと思うけど、次がこれ戦争映画。戦争にもかなり出てる。米人の英雄像を絵に描いたのがゲリクパだとよく分かる。でその変化の過程がまた面白い。米映画界がどんな嘘を吐いてきたか、観客は何を見てオナニーしてきたか。薄っぺらい正義の裏側に気づいた観客の心の変化。そこにつけ込む浸透工作。それらをドロドロに溶かして撹拌して濾過して真実を抽出したいのだけれど、見つからない勉強不足。毎日が自己批判。

 

戦争映画として視ると「アカのブタ」が丸パク。パヤオていうか左翼の戦争好きは異常。さすが虐殺大好きボルシェビキの系譜。戦争反対言う奴の正体見たり。

少なくとも日本映画は1927年にも追いつけてない。ギリ、パヤオがやっと。

実際に当時の機体で火を吹かせたら死人が出る。出てたみたい。もしやるとしたら排気管に穴を開け、灯油をちょろちょろ。それでも翼や胴体の布に燃え移る。決死の撮影。映画バカは命の値段が安いんで割と平気で死ねる。映画になって残るなら本望。戦争も同じ精神状態。

一応安全に気を遣ってはいるけど地上戦闘も迫力。(時代を考えたら)

実際に戦場に行った戦争バカが寄ってたかって作った感。

 

ラブコメとして視た場合、お目目ぱっちりオカマ顔イケ面ジャック・パウエル

チャールズ・“バディ”・ロジャースが「志村、うしろ~」的露骨演出と戦友を撃つ謎展開に殺意湧いてた層も分厚いと思われ。当時の観客レベルではこれくらいやらないと納得してくれなかったのかな?まあ令和の今でも中2だらけだから、あんまり言えないんだけど。

シブ面デヴィッド・アームストロングが相手役。

 どうしても安倍徹に重なって見えてもう藁。

一応恋の鞘当てでシルヴィア・ルイス(ジョヴィナ・ラルストン)を奪い合う形式。でもこれラストで男同士の臨終ホモセクスを魅せる為の伏線。たぶん犯人は監督のウィリアム・A・ウェルマン。戦場でそういう体験をしてとでも言いたいのか。戦後10年を経て性癖が残ったのか。元々だったのか。それともそういうムーブメントを起こしたいのか。同性愛はかの宗教では犯罪らしいんで、反団体系の臭いがぷんぷん。ウッドロー・ウィルソンから世界革命が始まった説。

そう分析したらジャニ系オカマ顔イケ面と安倍徹系シブ面のかけ合わせが腑に落ちる。

アカデミー賞を取らせた理由はこの辺り。

 

ズロースから登場ユルガバ系クララ・ボウ

表情豊かで清川虹子を可愛らしくした感じ。スキャンダルで自滅したみたいだけど、彼女のシーンは嫌いじゃない。もっと見たい気もするけど、

 

 

特撮映画としても興味深い。

合成が割と丁寧。シャボン玉とか。墜落する飛行機の炎も手描きで彩色してそうな。

ミニチュアも多用してる。実物大とうまく混ざってる。

ピント移動が割と好き。向こうにいるクラボウにピントを合わせておいて、フレームアウト、こちらに向かう間にフォーカス移動置きピン。ではっきり魅せたらまたフレームアウトで元の位置に置きピン。パンフォーカスじゃない手法ってなんかいい。

ブランコのシーンも面白い。背景がスイングしているんで合成かと思いきや、向こうから人が歩いてきてスイングを止める。ブランコにカメラを据える世界。

 

航空機映画として 航空に関する年表

ライト兄弟の初飛行1903年から10年で第一次大戦。世界で最初にエンジン飛行機を飛ばした国としての威信もあるんで、アカデミー賞でハクをつけたい当局の事情。当然、業界の後ろ盾も。そんな国に戦争を仕掛ける日本。どう国民を嗾けたらそうなるのか、中国人の視点に立って今一度振り返ってみよう。