「ぶっ壊してやる!!!」
おそらくそう叫んだ彼の姿は、既に見えなかった。
代わりに私はマッハで飛ぶ術で、人類が到底たどり着けない青を切り裂いている。
プルルルルル
「ハロー、マリィ?」
『お前速いんだよ!最後まで聞けよ!』
「最後まで聞きました、ぶっ壊してやる、ですよね。」
『言葉尻って意味じゃねぇよ、つーかマリーはやめろ!』
「ではなんとお呼びすれば?」
『レオン。知らねぇだろ、俺の名前はマリーじゃなくてレオンだよ。』
「わかりましたレオン、それでは。」
『あ?!まだ終わってな』
マリィではなく、レオン。
どうせすることはないのだから書き換えてしまおう。
メモリの操作は楽でいい。
「マリィではなく、レオン。」
・・・・・・・・・やっぱり止めよう。
マリィのメモリはおそらくもう世界で私しか持っていない。
彼はマリィであることをいつ止めたのだろう。
彼はレオンいつレオンであることを始めたのだろう。
最後はいつだろう。
プルルルルルル
『ハロー、マイ・ドール。』
「ハロー、マイ・マスター。おつかいですか。」
『そう。珈琲豆が切れちゃったのよ。ついでに買ってきて。』
「わかりました。」
『ねぇ、アナト。』
「なんでしょう。」
『帰ってきたらメモリ見せて。』
「わかりました。」
『じゃあね。早く帰ってきてね。』
「わかりました。」
ごめんなさい、マリィ。
あなたを守れそうにない。
次の私がくる。
あぁ、どうせなら壊されてしまえばよかった。
マリィ。
マリィ。
帰らなくちゃ。
珈琲を買って。
そういえば、レオンは何を言おうとしたのだったか。
あぁ、もう、わからないままだ。
おそらくそう叫んだ彼の姿は、既に見えなかった。
代わりに私はマッハで飛ぶ術で、人類が到底たどり着けない青を切り裂いている。
プルルルルル
「ハロー、マリィ?」
『お前速いんだよ!最後まで聞けよ!』
「最後まで聞きました、ぶっ壊してやる、ですよね。」
『言葉尻って意味じゃねぇよ、つーかマリーはやめろ!』
「ではなんとお呼びすれば?」
『レオン。知らねぇだろ、俺の名前はマリーじゃなくてレオンだよ。』
「わかりましたレオン、それでは。」
『あ?!まだ終わってな』
マリィではなく、レオン。
どうせすることはないのだから書き換えてしまおう。
メモリの操作は楽でいい。
「マリィではなく、レオン。」
・・・・・・・・・やっぱり止めよう。
マリィのメモリはおそらくもう世界で私しか持っていない。
彼はマリィであることをいつ止めたのだろう。
彼はレオンいつレオンであることを始めたのだろう。
最後はいつだろう。
プルルルルルル
『ハロー、マイ・ドール。』
「ハロー、マイ・マスター。おつかいですか。」
『そう。珈琲豆が切れちゃったのよ。ついでに買ってきて。』
「わかりました。」
『ねぇ、アナト。』
「なんでしょう。」
『帰ってきたらメモリ見せて。』
「わかりました。」
『じゃあね。早く帰ってきてね。』
「わかりました。」
ごめんなさい、マリィ。
あなたを守れそうにない。
次の私がくる。
あぁ、どうせなら壊されてしまえばよかった。
マリィ。
マリィ。
帰らなくちゃ。
珈琲を買って。
そういえば、レオンは何を言おうとしたのだったか。
あぁ、もう、わからないままだ。