こんにちは!

 

新しい家を検討し始めると、ハウスメーカーや工務店の営業から話を聞き、24時間換気システムについて気になってくる方は多いのではないでしょうか。

24時間換気システムについては、本当にいろいろな方式や性能などについて書かれた情報がネット上には数多くありますので、専門的なものであったり仕組みについてはネット上にある記事をご参照いただければと思います。
 
その中で、24時間換気システムについて最も重要視したい点として、以前、生活に役立つエアフローを確立するための記事を書きました。

 

今の家に住み始めたのは昨年5月末なので、今季が我が家にとって初めて過ごす冬となり、寒くなってきたことで新たな実感をいろいろ得る日々を過ごしています。
 
我が家は住友林業のビッグフレーム構法で建てた狭小住宅で、施主である私たち家族が多くの窓を要望したこともあり、UA値は0.61という高性能住宅とは言い難い家です。
高断熱住宅でなければ寒くて仕方がない家になってしまうということを断熱系Youtuberがしきりに伝えていることもあって、省エネ地域区分6のエリアに建つ我が家でも寒いのかな?と考えていたのですが、意外にも寒くないことに気づきました。
 
特にトイレと浴室については、建て替え前は本当に寒くて大変だったことに比べると、今の家は十分長居出来るくらいの寒さというか、暖かくはないにしろ少なくとも寒くはありません。
 
 
この記事では、改めて気づいた24時間換気システムにおけるエアフロー構築の大切さを書きたいと思います。
 
なぜ高断熱住宅ではないにも関わらず、トイレや浴室が寒くないのか。
 
それは、換気システムの換気による空気の流れ方、つまりエアフローがトイレや浴室に暖気を引き込んでいるのではないかと思われます。
 
改めて我が家の間取りを説明すると、我が家は2階にトイレと浴室があり、1階にもトイレはありますが、その他キッチンやリビングがあります。
そしてリビング階段なので、何も対策しなければ暖房を入れても暖気は2階に流れていきます。
そのため、1階はエアコンの他、床暖房を入れていますが、現時点ではエアコンは朝と夕方に稼働させることが多く、それ以外の時間は床暖房のみという生活が現在です。
 
ということを踏まえて、改めて現在の2階の換気システムによるエアフローを見ると
まず浴室やトイレは排気ファンによって負圧状態になるため、トイレや浴室の窓から冷気が入ってきても家の中に侵入することなく排出されていきます。
気密度を測っていないのですが、ドアが重たい等あからさまな負圧を感じるのでおそらく低気密ではなさそうです。
換気扇によって冷気が滞留しない状態で、さらに1階の暖気及び2階の書斎の暖気が排気のみの浴室とトイレに流れ込んでいきます。
エアフローのチェックについては、実際にルームミストを使用してシュッシュしながらミストの流れる方向を見てチェックした結果です。

 

エアフローチェックの目的で購入したわけではありませんが、個人的に気に入っているルームミストをピックしますw

 

 

 

さらに言うと、1階から2階のリビング階段は鉄骨階段のため、1階の暖気により温まっていることもあり、階段でちょっとした床暖房効果もあるのかも知れません。

さすがにそれはないかも知れませんが、我が家のこのアングルはお気に入りポイントなので無理やり理由を付けて掲載しますw

ただ、少なからず1階の暖房設備による暖気は2階に伝わりやすいことは間違いありません。

それは1階が寒くなるということを同時に意味しますが、そのための床暖房です。

 

このように、法律で義務付けられているからということで、ただ設計士の方のプラン通りに施工してもらってもいいとは思うのですが、せっかくだから暖気が回る家づくりに活かせるようにすれば、より有効性のある設備になります。

参考までに、このようなエアフローが実現できれば臭い対策にもなります。

 

以上、トイレや浴室の寒さ対策としてのエアフローの考え方でした。

 

ただ、我が家の場合は狭小住宅で家の中には耐力壁もなければ柱もないほどのシンプルな間取りだからこそ、このようなスムーズなエアフローが構築されているように思います。

なので、洗面室に用意しておいたヒーター用の電源コンセントはターボプロの充電専用になってますw

 

 

 

これから間取りを考えられる場合は空気の流れを想像しつつ、換気システムや冷暖房器具の配置と電源コンセント配置をご検討されると良いのかな、と思います。

すでに住み始めている方は、換気システムの排気側に空気が流れていくことを想定して暖房器具を追加されるだけでも何かしら改善出来るかも知れません。

 

そもそも熱交換器入り第一種であればそこまで考える必要はないかも知れませんが、そこはもう家を建てる段階である程度お金をかけてメンテナンスの手間をかけるのか、住み始めてから必要に応じて工夫していくかのどちらでも良いと私は思います。

もちろん、省エネ地域区分が6以前のエリアであればまた考え方は変わると思います。

 

この記事が、トイレや浴室の寒さ対策に悩める方の参考になれば幸いです。

 

それでは。

 

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