こんにちは!

 

新しい家の間取りを考える時に、トイレの配置についてはかなり気を遣われる方が多いのではないでしょうか。

当ブログでもトイレ関連の記事はかなり多い部類のテーマになっています。

 

特に狭小住宅の場合は音などの問題もあるために、リビングや部屋から出来るだけ距離を開けたいが、間取りにはかなり制限があるからどのようにしていこうかという、トイレはなかなか要求が高い住宅設備であるというのが、気を遣う理由になっているかと思います。

 

そのような要求が高い住宅設備ですが、延べ床面積22坪の我が家にはトイレが2つあります。

1階については、先日記事に致しましたのでご参考いただければと思います。

 

 

我が家は1階にキッチンやリビングがあるため、もしゲストが使用するとすれば、使用するトイレは1階になります。

従って2階のトイレは家族以外が使用する可能性は限りなく低いのですが、ハイドアです。

 

家族以外が使用しないのにハイドア

 

ハイドアである理由は、住友林業のビッグフレーム工法という在来工法で建てられた家のため、壁工法のような梁の代わりになる壁を必要としないからです。

そして例によって住友林業クレストなので、床材との質感や色合いといった相性もバッチリです。

ドア厚は35mmです。

家族しか使用しないにも関わらず、なぜか高級感が漂います。

 

このドアは住友林業の標準仕様ですが、最初のころに聞かされたことがあります。

 

「標準仕様のトイレのドアは、鍵を閉めると床とドアの間を塞いで音漏れを防ぐように作られています」

 

はい、それはとても結構なことだと思いますし、素晴らしいことだと思います。

しかしそこで私は思いました。

 

たしかにトイレドアの隙間は床面以外は完全にゴムパッキンのようなもので隙間がなくなるような作りになっていますし

 

天井面も、しっかりふさがれています。

 

普段は床とドアの隙間も

 

鍵を閉めるとしっかり隙間がふさがれます

 

住友林業の遮音の標準仕様は、上下階の間に防振吊木+吸音グラスウールとなっており、かなり優秀な部類です。

ハウスメーカーでよくあるトイレの遮音ドアは、鍵をかけると床との間の隙間が埋まるようになっているところまでは一緒ですが、ドア枠側で四方の隙間を完全にふさぐゴムのようなものが入っているドアはなかなか見かけませんでした。

※あくまでモデルハウスの使用不可のトイレドアの話です。

 

 

そこまで遮音性を高めておきながら、なぜ、住友林業はここまでしてトイレのドアの防音にこだわったのか、いえ、こだわってしまったのか。

 

 

私は、そこにトイレの音漏れに対する情熱を強く感じました。

 

とある住友林業社員が直面したトイレの音は出来るだけ外に漏らしたくないと強く願う出来事がキッカケとなり、トイレの音漏れ対策に真摯に向き合った結果、標準仕様にまでしてしまったサクセスストーリー。

 

そんなストーリーがあるとかないとか。

知りませんがw

 

 

ちょっと真面目な話に戻ります。
新しく家を建てられる方、これからいろいろ検討を始める方に、この記事を通して伝えたいことがあります。
 
営業の方と話をされる際には、
 
・床、上下階の間の遮音はどのような対策がなされているかの遮音仕様の確認
・その他、トイレのドアの遮音はどのような対策がなされているものが用意できるのか
 
上記2点を確認していただきたいと思います。
鉄骨住宅の場合は鉄骨自体が振動を伝えやすい性質を持つため、壁や床には木造住宅よりも手厚い防音対策がなされていますが、木造の場合は振動を伝えにくい材質のため、遮音対策がオプション扱いになっていることもあります。
 
聞く必要のない音は出来るだけ聞こえないほうがいいですよね。
 
以上、あまり話題に上がることがないので見落としがちな遮音も気にしたい話でした。
 
ちなみに肝心な遮音性の実感ですが、大で流した際はドアの近くだとだいぶ遮音されたけれど聞こえるよねという感じですが、ドアから4歩くらい離れた場所ではほぼ聞こえてこなくなります。
音が遮断されるというより、届かなくなるという表現が正確な感じです。
 
つまり、トイレットペーパーが枯渇してしまった際のSOSは、ドアを開けないと家族に届かないことも意味しておりますので、遮音性が高いドアを採用される方は十分にご注意ください。
 
もしトイレドアの隙間に対策がされていない場合は、防音テープを貼るもいいかも知れません。

 

追記 我が家のトイレは、LIXILのベーシアハーモLというタイプで、古いタイプのタンクありトイレよりも静かなタイプとなっております。
ドアの開閉によって聞こえてくる音が大きく変わってきますので遮音性能が高い建具であることは間違いありませんが、もともとうるさいトイレではないことを追記しておきます。
トイレの音に非常に敏感な方は、トイレ自体が音が静かな製品を選ばれると良いかと思います。

 

 

それでは。

 

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