自身の働いている施設の雰囲気をもっとよくするためのポイントを押さえ、利用者も働く職員も気持ちよく利用できる施設をつくることだ大事だ。

まず重要なのは、施設の雰囲気の明るさだ。利用者が楽しく過ごしているか、笑顔があるか、気力に満ちあふれているかどうかといった現状が、そのまま施設の明るさに繋がっている。もちろん、そこで働く職員も同じように笑顔にあふれて仕事をしているかどうかも重要なポイントだといえよう。
明るい雰囲気を作るためには経営状況も関係してくるが、人員の充足や施設内の清潔さなどの部分も影響しており、健全な経営体制が求められる。
働くスタッフの気持ちにゆとりがあれば、余裕のあるサービスや介護サポートを行えるはずだ。そのゆとりが利用者の気持ちに届き、明るい笑顔を生み出し、結果楽しそうな施設の雰囲気に繋がるのではないだろうか。

また、施設の雰囲気をよくするためには、職員の満足度も関係しているといえよう。
介護業界は人手不足が深刻とされているため、休日出勤や残業などの時間外労働が常態化している施設も多い。労働環境が悪化していると職員からは笑顔も活力も消え、施設内の雰囲気も暗くなってしまう。施設の雰囲気が悪くならないよう、職員に対する福利厚生がしっかりと整っているかどうかも重要だ。
さらに、職員間のやり取りが盛んな施設や職員への研修の充実度も、良い雰囲気づくりには欠かせない。気持ちよく働けるよう、職員も利用者もストレスのない施設環境を築くことが大切ではないだろうか。