最近のテレビ番組は エンタメに徹したものが多く、私のような高齢男性には縁遠い。それでも、 NHKテレビや NHK E テレで、時々興味深い番組が放映される。 23年5月にNHKEテレで、絵本作家五味太郎氏のインタビュー番組を見た。

<五味太郎氏のプロフィール>

1945年生まれ。工業デザインの世界から絵本の創作活動に入り、ユニークな作品を数多く発表。子どもからおとなまで、幅広いファンを持つ。著作は400冊近くあり、多くの絵本が世界各国で翻訳されている。


  <インタビューの概要>

 子どものころから回りと違和感があった。これこそ個性ではないか。みんな、なぜ前を向いておとなしくしているのか。皆を一つの型にやめようとする、幼児(初等)教育に対する疑問がある。  


 子ども一人ひとりの感性を大切にしたい。周りにこびない、周りと距離を置く、これこそ個性ではないか。予定調和は、悪くないが、面白くない。人生は面白くないと生きる価値がない。絵本を描く時テーマは決めない、大事なのは自分の正義。 


巡りの中に豊かさがある。多くの人はコロナの前の状態に戻りたいという。本当にそうか。個に戻るべき、動き出すのは個である。余計なことを考えるな。個人がもっと自分らしく生きていける社会があるはず。 


 <聞いた感想> 

五味氏は、画一的な価値や見方を必ずしも良しとせず、個性を大事にするスタンスのようにお見受けした。内容もレベルも全く及ばないが、 アマノジャクな私には参考になることが多かった。