小池一夫著 「自分のせいだと思わない 人間関係に執着しない言葉」という本を読んだ 。小池氏は1936年生れ、2019年死去。漫画原作者、小説家、脚本家…。

優柔不断に、漫然と、過去をひきずりながら生きている私に、歯切れ良い数々の言葉が、シャワーのようにふりかかる。特に印象深い言葉を3つあげる。

・やれることはやれる時にやっておく。「いつでも」という言葉は意外に危ない。「いつでもやれる」、 「いつでもできる」、「いつでも行ける」。「いつでも」という気持ちでいると、意外に実行しない。
「やれることはやれる時にやっておくのだ」と心に決めておかないと、流されてしまう。 

・生きていると面倒くさいことばかり。だけど生きるのが面倒くさい わけではないんだよね 。そこを混同してしまうと 人生がつまらなくなってしまう。
生きていて楽しい、 そして面倒くさい。今日も「面倒くさい」をこなしつつ楽しい一日を 。

・過去に自分はいないし、未来に自分はいない。自分がいるのは「今」。過去は終わったし、未来はまだ来ていないし、 どうにかできるのは「今」。
「今」この瞬間が人生。さて、今日も人生を生きますか。

この本に書かれていることはぼんやりと意識していたかも。だが、こうして文字にされると強く意識する。この本を読んで、少し元気が出た。