真面目で、一生懸命な人ほど、自分を責めてしまいます。

上手くいかない。

また感情的になってしまった。

どうして自分はこうなんだろう。

って。

でもね、責めてもいいことないんです。

失敗してしまうと、自分を責めたくなるものだけれど、責めても、ますます辛くなるだけ。

どんどんどんどん自分が嫌になって、無気力になる。

あー、自分って、ほんと価値のない人間だとまで思っちゃうこともある。

じゃあ、反省しなくていいのかという反論が来そうですが。

反省は大切ですよ。

それはもちろん、あったほうがいい。

自分のしたことを反省して、さらに自分を向上させることができるのだから。

だから、反省はしたほうがいい。

でも、自分責めはやめよう。

「またやっちゃった。」

と思ったら。

反省する。どうすればよかったか考える。

今後同じ失敗をしないためにどうしたらいいか考える。

それと同時に、必ずやってほしいことがある。

それは、「失敗した自分を受け入れること」

見過ごされやすいけど、とてもとても大切なことです。

自分に声をかけてあげてほしい言葉。

「そんな失敗する自分も私なんだ」

「失敗する自分も私の一部」

「仕方ないけどそれも私と思って受け入れよう」

まるごとの自分を受け入れることができて、初めてちゃんと前に進める。

反省だけして、自分責めだけして前に進んでも、進んでいるように見えて本当は進んでいない。

本当の心は辛いし、結局前に進めずに戻ってしまったりする。

だからね、失敗する自分も、仕方ないって、そんな自分も自分の一部なんだと受け入れてあげてほしい。

私は、以前、ずっと自分責めばかりしていた。

心理学を学ぶようになってから、それをやめることができるようになった。

でも、最近、精神的に参るような出来事が続いたのと同時に、やらなきゃいけないことに追われていて、余裕がなかった状況が続いた。

そうしたら、感情的になってしまったり失敗したりすることが続いて、また自分責めが始まってしまったんだけど、はたと気づいた。

「私、また自分責めしている！意味ないことしてる！」

以前と大きく変わったのは、自分責めに気づいて主体的にやめることができるようになったこと。

そして、自分を受け入れることができるようになったこと。

私の失敗は確かに失敗で、周りに迷惑をかけてしまったことは本当に申し訳ないと思う。

でも、責めるのをやめてちゃんと反省しました。

次は同じ失敗はしないようにしようと、解決策を改めて胸に刻みました。

そして、自分にもちゃんと声をかけました。

失敗した私も私。ちゃんと受け入れました。

写真は、全然関係ないけど、近所のお寺の境内にある桜の木。

おびただしい数の蝉の抜け殻。

蝉は真夏の象徴ですが、もう夏も終わりに近づいてますね～

自分を責めてしまうときに、とてもとても大切なこと。