持ち帰ったメロディーを
Logicに取り込んで
自分の歌いやすい譜割りやタイミングに調整していきました。

ここでもいろんな発見が。。

まず、人が作るメロディーを歌うことってないから、それだけですんごく新鮮!
自分で作るとどうしてもやはり手グセというか、自分が歌いやすい音符の並びや、好きな声帯の裏返り方を多用したりして
良くも悪くも、初めから自分の声に合ったメロディーになるんだよね。

私は中域あたりで行ったり来たりする曖昧なメロディーが好きなのもあってか、、前にライブを見に来てくれたライターの方に
「歌声が平熱だね」って言われたことがありました。

ぜんぜん、嬉しくなかった。笑


ライブは特に熱を欲してるし
自分は熱に向かっているつもりだったから。
だからメロディーも、安全な安定なところばかりに留まるのは、なんか気分ではなかったんだよね。
ほんと、なんでも冒険したい気分だった。


で、もらったメロディーを自分なりに解釈して、歌いながら自分のテンションを入れていく作業がすごく楽しかったんだ!
そして同時にすごく難しかった。


わたしは歌詞よりもメロディーに感情を投影したいと思っているので、
まだ歌詞のない状態のメロディーに
どれだけ魂を宿せるか、
歌い方、歌い回し、譜割り、メロディーの動き方、いろんなところを細かく微調整して、目をつぶって歌って録音して聞いてみて、
景色が浮かんでくるかどうかのチェックを何回も繰り返しました。


前ブログの通り、
アンダーザシーから派生した曲なので
「水」が大きなテーマです。
メロディーがゆらゆらくらくら浮いたり泳いだりする、そんな曲を目指していました。

ちょうど、Spangle call Lilli lineのMV撮影に参加して深いプールを泳ぐという体験もして....

{2B858A37-666B-4F38-B4A2-47354F8EC7A7}

心身ともに水と友達になっていたこの頃です。(普段はカナヅチの私ですがねzzz)


この体験もすごく大きくて
水の中にいると
耳が塞がれて音が聞こえなくなるから

{E5D0436A-2E42-4572-8A4A-82BE02AE5D10}

胎内にいる感じに近いんだなって思った。
記憶ないけど。
この体験から、歌詞へのアイデアが浮かんできました。
歌詞についてはまた次回ブログにかくねもぐもぐ


で、
問題のサンプリングなんだけど、
Ableton Liveを完全に断念した私は
愛用のLogicに即戻ったよ。笑

Logicに
サンプリングしたハープの素材を取り込んで、使ったことのなかったサンプリングコーナーを開いてみる。。。

説明書は嫌いなんだけど
ヤフー知恵袋や誰かのブログを渡り歩くのはだいすきなオタク笑 なので
ネットサーフィンしまくって
Logicでのサンプリング法を見よう見まねでやってみました。

{4D422ABB-2185-400B-A117-0AD9CC1F91DA}

基本方法がわかったら、あとはもう閃きとアイデアで勝負!!
熟考するのは苦手なんだけど
閃くと超早い。

この特性を活かして一晩中、切り刻んで入れ替えたり逆回転にしたり連続させたり縮めたり、、
おもしろいとおもった音を逃さないように
繋げてみました。

めっちゃたのしかった!!!

同じものが二度とできない偶然の産物が生まれました。
もはやハープじゃ絶対弾けない音になったよ笑
いえーい!
なんかこれだけで達成感w。

そのループをもとにしてわたしアレンジしたものをJ-WAVE TOKYO REAL-EYESで一度放送しました。

そのときに仮に書いていた歌詞を読んだ
J-WAVEスタッフ 岸野くんが言ってくれたこと、
「Neat'sさんの歌詞の世界って伝えたいことがずっと変わらないですね。言葉は毎回違うけど、本質的には同じことを言ってる気がします。」

{ADEFBACE-E5A8-46E2-A965-E269EDAE32A9}

それがじーんとうれしかった。

そう、そう、なんです。


自分にとって大事なことは変わらなくて
何回でも一生でも、同じことを違う歌にしていくんだろうなと思う。

次回は、二曲目の歌詞について
振り返りブログを書くね台風サーフィン手