二曲目の制作のきっかけは
J-WAVEのTOKYO REAL-EYESという番組内でやらせてもらっていたレギュラーコーナーでした。
ベッドルーム妄想音楽室というコーナーで毎回新曲を作り、宅録の作業風景を収録するというものだったのですが
もうじきレギュラー最終回となる頃、
最後の曲を制作する予定になっていました。
いつもはメロディーから作って、収録時にその場でアレンジをしていくのをお見せする感じだったんですが、
ラスト曲は、今作っている新しいアルバムにも反映できるものをつくろう!と
レギュラーコーナーという場をお借りしてその時に興味のあることをトライしてみることにしました。
という会話がその頃のアルバム制作のブームで、
わたし自身は以前もブログで話していた、Gotyeのレコーディング方法への憧れから
サンプリングをやりたい!!っと強くおもっていて、
保本さんは普段CubaseやPro toolsを主に使用してるのですがそのときLiveというDTMに興味を示していて、
それを使ってサンプリングをやりたいと
つぶやいていました。
(ちなみにわたしは、Logic愛用)
そんなお互いのテンションから
次曲はサンプリングから始めよう!ということになったのです
わたしはサンプリングの実際のやり方すら
よくわかってない状態だったんだけど、、
録音した素材を
切ったり貼ったり、逆にしたり入れ替えたりして、
全く新しいフレーズをつくるということだよね??
ってことは、切り絵と同じ原理だよね?
切り絵めっちゃ得意だから大丈夫だわ!!
と、
謎のポジティブ思考のまま、
J-WAVEにてレギュラーの収録日を迎えました。
以前、同レギュラーコーナーで
リスナーの皆さんと楽団を組み、
レコーディングに参加してもらうという企画があったんだけど、
そのときに初めて目の前で触れたハープの音に大感激してしまい、、、、
と、お願いをして
ハープの持ち主、大濱さんにもう一度来ていただき、スタジオにてサンプリング作業&ラジオ収録にお付き合いいただきました。
サンプリング作業は、
毎度ほんとーうに骨の折れる地味な作業です。
(地味にスゴイ!コーエツのドラマ見てる?わたしあれ大好き!!無駄と言われることを必死にやるってめっちゃ大事だと思う。)
一音一音、余韻の響きが完全になくなるまで、「音」そのものを録音していきます。
そしてその音素材を持ち帰って
自宅作業!!
なんですが、、
サンプリング等が得意分野と言われるDTM、Liveをわたしも使ってみようと
トライしたんだけど、、、
ずえっんずぇんだめだった!!!!
慣れてるLogicといろいろボタンの位置違うし
初歩的なところで心折れるわたし。
とりあえず、
見た目を好きな感じにしようかな、と
背景の色を好きな色に変えてみたりしたが、、テンションあがらずまま。
説明書も苦手なので
放心状態で終了しました。
ちーん
なのでそれはしばらく放置し、、ww
メロディー作りに脳みそ移行。
保本さんとのスタジオ作業の日、
夕飯を食べながらつぶやいた一言がありました。
「リトルマーメイドのさ、アンダーザシーいいよね。それでさ、なんか最近マルーン5が、改めてかっこいいなと思ったんだけどさ。。そういう感じにしてみない?」
保本さんのアイデアは
たまに全然予期せぬ場所から飛んできます。
リトルマーメイドはわたしが死ぬほど大好きな作品で、劇中歌アンダーザシーなんて、もう何も聞かなくても脳内再現される曲です。
海、カラフル、シャボン、泡、
飛び魚、跳ねる、泳ぐ、横揺れメロディー、
その瞬間、わたしの中でもイメージたちが手を繋ぎました
かっこかわいい曲になるぞー!!
その場で保本さんがイメージしてたメロディーがあったのでその鼻歌をボイスメモして持ち帰り、
放置してたサンプリングと共に
練っていきます。
次回は、この偶然とひらめきの連続で起きたカケラたちに磨きをかける!の巻。