この間公開されたSpangle call Lilli lineの新曲MV、
見てくれたみなさんどうもありがとうございます。


「ほんとにこれNeat'sなの?」

「え、どれ?黒い服の?」

「意外!」

ファンの方からも驚きのメッセージが多く、、
しまいには両親からは
「え、この泳いでる人はゆいじゃないよね?泳げないしね?」
とメールが届きました。





うん、そうです。


わたしは公私ともに運動音痴で有名です。



だからね、


このお誘いに一番驚いたのはわたし自身でした。汗




Spangle call Lilli lineのギタリスト笹原清明さんは、Neat'sの「MOA」のジャケット写真やMV、「wonderland」のMVも撮影してくれた素晴らしいカメラマンさんでもあるのです。

image

以前から笹原さんの切り撮る世界や色合いが好きで、いつかわたしも作品を一緒に作りたいなぁ~と憧れていたカメラマンさんで。。。
そして実際にお会いするまではSpangle call Lilli lineのギタリストの笹原さんと、
カメラマンの笹原さんが同一人物であるとは知らず!!

だから知ったときはとてもびっくりしたんだ。。


だけど写真の質感と音楽の耳触りは近い世界にあったので、
なるほど~とうなづいていました。

一緒に作品づくりをさせてもらってから、
ますます感性も人柄も大好きになった笹原さんからのお誘いだったので、
今回は是が非でも出ようと即決したわたし。

事前に、プールでの撮影とのことは聞いていましたが
最近運動のために定期的にプールに通っているところだったので、バタ足や平泳ぎや息継ぎなしクロールであればいける!と、、、、


さらに撮影イメージは浮遊するような動き、とのことだったので妄想では完璧に泳げるイメージができていました。
妄想では。。。。。。



そしていざ当日、撮影場所まで移動する車の中で、

「今日はよろしくお願いします。そういえば水深5メートルのプール見つけられたよ~。なかなかなくてね~よかったあ!」
と呟く笹原さん。

「え?すいしん、、5メートル......?
足つかない...」ガーン



心の中に
溺れ死ぬイメージが湧き上がり、
叫ぶ自分を見ました。


だけどものすごくたのしみにしていた撮影。。
笹原さんの感性を信頼しきるしかなくて、わたしにできることを、
イメージしていることをやり遂げよう絶対に。
と車の中で心に静かに誓い、、
じっと黙り込むわたしwチーン



ヘアメイクにはsaraちゃんも来てくれていたので、いつもの信頼できるメンバーに身を委ねて
いざ、
プールへ。


{DD3C4116-9F4E-4139-B926-672ABA38CA6C:01}



水深の深いプールなのでスキューバダイビングの資格を持たないわたしは、
インストラクターさんについててもらわないと入れなくて
スキューバダイビングの基礎の基礎を教えていただきながら、少しずつ深く潜っていきました。


{7EDB07D7-C9E8-452B-A9CD-77FF545A42CD:01}

まず、できるとこまでまっすぐ泳いでみてください、
と言われて浅瀬でビヨーンと平泳ぎをしてみせるわたし。

精一杯のドヤ顔で水面から顔をあげると
全スタッフさんが

沈黙している、、、滝汗


だ、だめだ、、、、



申し訳なさすぎて吐きそうでした。ゲロー


みんなを絶望させてしまったという不安で、オロオロしていたわたしに、、
インストラクターtsukadaさんは
「まず、水中の演技には平泳ぎは似合いません。
脚を綺麗に見せるためにこうしたり、こうとか、こうやって、
綺麗な身体の線を演じるんです。
そして、演技する深さまでグッと潜るためには、まず深いジャンプからやりましょう。」と、

一歩ずつ怖がりのわたしに伝えてくれました。

その中に「演じる」という言葉が多々使われていたためか
元演劇部の血が騒ぎ出し、、炎
「演じる水泳、ならできるんじゃないか。。
わたしがわたしじゃなくなればいいんだ!
魚になるんだ!」
と、わけのわからないことを本気で思い込み、、、、


その瞬間に腹がすわったわたしは
びっくりするほど
ジャブジャブ、スイスイ、ぐわんぐわん、泳いでいました。



{08D2B53F-3F3A-4BCE-BA8D-B7EBD317317A:01}

完全に魚の気分中


{E08D7DEF-48C9-4414-AF8D-6CA8630FCC60:01}

調子に乗ってザブンザブン、テイクを重ねていると
笹原監督から
「いい感じ!じゃあ最後に水深5メートルの底からグワーっと一気に巻き上がってみようー!」
とご要望が。。

魚スイッチが入ったわたしにはもう怖いものなどありませんので
「やりましょう!」、と。


tsukadaさんだけが神妙な面持ちで
「ちょっと訓練してから挑みましょう。これは少し難しいです。」
と、わたしにマスクと酸素ボンベを着用し
(一気に本気のスキューバポーン)


少しずつ潜るんだけど、、、、

これがめちゃめちゃ難しい、、、


耳抜きもうまくいかないと耳が痛すぎるし、
酸素ボンベに水が入ったときの訓練とか焦ると動悸してくるし、
落ち着いてひとつひとつ必死にやってると
演技がどうのこうのなんて忘れちゃうし


しかも

限られた時間で

チャンスは一度。


時間をかけて潜った底から、
酸素ボンベを自分で外して一気に巻き上がる演技。

巻き上がるときは息を吐き続けないと
肺に悪影響があるらしくて、絶対に忘れないように!と。
そして吐くときはできるだけ綺麗な泡に見えるように鼻からは出さないこと!と。

もう、ちょっとでも不安になったら
無理だと言ってしまいそうだったので
一発勝負に全部をかけて、、、
(酸素ボンベを外すときは、映画アルマゲドンの別れのシーンみたいな気持ちでした)


ドーーーン波




無事にテイクが撮れました。

残念ながら編集ではカットされていますが
(どうしても水中メガネだけ外せなくて、メガネしたまま巻き上がった笑)
でもこのシーンは心の記憶に刻まれた貴重な体験でした。

ぜひ一度、ご覧ください。
映像も楽曲も素敵です。


新作アルバムもタワレコで展開されていたよー!
{A48839B9-27B1-485A-BB66-807B8C48AF44:01}

笹原さん、saraちゃん、編集スタッフさん、tsukadaさん、
おもしろすぎる体験をありがとうございました!!

やっぱりものづくりは命かけるからたのしいんだ。

{78E9083E-091C-460A-9288-E9CC9B70C833:01}


終わってからのアツアツのお風呂。気持よすぎ↑
メイク全部落ち顔色悪すぎたのでスタンプで失礼します。



ちゃんちゃん