こんにちは、林です。
今日は、住環境について考えてみたいと思います。
今までの記事に、カラダをさびさせる原因のひとつに「ストレスがある」ということを繰り返し述べてきました。
ストレスというものは神経系に作用するだけでなくカラダにも大きな影響を及ぼします。ストレスが溜まると副腎からコルチゾルというストレスホルモンが分泌されます。
このコルチゾルが多く分泌されると免疫力が弱まり、風邪をひきやすくなり、病気にもかかりやすくなります。
さらに老化も加速させます。
しかも、このホルモンだけは、加齢と共に分泌が減ることはないのです。
なんということでしょう(劇的ビフォーアフター風に)
さてここから、ストレスに打ち勝つ方法を考えるのと同時に、今あるストレスのうち、取り除けるものは、排除、もしくは変えていく努力や工夫をしていきましょう。
家というのは、外で受けてきた様々なストレスをオフにして、リラックスできる場所でなくてはなりません。そして、そこには夜ぐっすりと眠れる寝室が必要です。
しかし実際は、なかなかそのようにはいかないようですが。
まず健康面から考えた快適な住環境に必要な要素は、まず部屋の空気が汚れていないことです。
今、日本の住宅では、「シックハウスシンドローム」が大きな問題になっています。
「シックハウスシンドローム」とは、建材や家具に使われている合板や壁紙、塗料などから放散されるホルムアルデヒドや、ベンゼン、トルエンなどの有機溶剤が、人間の中枢神経に影響を与え、食欲不振や嘔吐、めまい、立ちくらみ、アレルギー反応などを起こしてしまいます
これではリラックスどころか、病気を引き起こす元凶となります。
30代というのは、自分がどのような家を選んで住んでいくのかを、考えなくてはならない時期でもあります。健康にも環境にも良い住まいとはどのようなものかを考え、いろんな角度から検討してみることをおすすめします。
ありがたいことに、最近では、健康維持のみならず、環境にも優しい住宅づくりを目指す、建築生物学(バウビオロギー)という学問があり、ドイツを中心にスイス、オーストラリアなどヨーロッパで広がりをみせています。
必ず時間差で日本にもそういった思考は訪れると考えますので、住環境選びは色んな角度から検討されることをおすすめしたいところです。
建材では、最近病院などでも注目されているものがあります。
それは珪藻土(けいそうど)と呼ばれる建材です。
これはどういったものかというと、小さな穴が沢山空いた多孔質の構造をもっており、穴の数は木炭の
500~6000倍もあるそうです。
その為、自然のままでも、結露やカビの防止、消臭、防火機能があるわけです。
病院などでは、すでに使いだしているところも増えつつあるようです。
今後、リフォームなどの機会がある時、こういったカラダにも環境にもストレスのかからない建材を選ぶことは、アンチエイジングにかなっている考え行動だと私は思います。
そして、もうひとつ大事なことがあります。
実は、働いている人の多くが、通勤にストレスを感じていると言われています。
移動しているだけとはいえ、職場と家が遠すぎて、多大なエネルギーが使われるのは、大きなストレスになると思います。
通勤は毎日の積み重ねですから、それと比例するように、ストレスも毎日積み重ねられてしまうわけですね。
これを仕方ないと諦めずに、思い切って引っ越しや転職などを考えてもいいのではないかと私は考えます。なぜならば、それは、何十年もしくは何年後のストレスがなく健康的なハッピーアンチエイジングをかなえることに直結しているものと感じるからです。
今一度、30歳の心とカラダをキープするライフスタイルについて考えてみるいい時期だと思います。