ダンジョン暮らし

ダンジョン暮らし

31階建てのダンジョンから、オリジナルWeb小説を投稿しています。

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、目を開けたら目の前はどうなっているか。
暗闇の中で考える。ベタではあるがお化けでもいるのだろうか。

目前で今か今かと待っている、のだろうか。

もし、目を開けるのを待っているのだとしたらこのまま目をずっと閉じていたらどうなるのだろう。痺れを切らして、目をつぶったままの私に襲い掛かってくるのだろうか。

"即死か"。即死ならいい。きっと目をつぶったまま命を一瞬で絶たれたのなら、失ったことにも気づくことは無いだろう。

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目の前にいるのか。
目の前にいるのなら、いっその事パンチしてみるか?
しかし、パンチしたとして。

そして、パンチがあたっとしてお化けを"感じられる"のか。

前に手を突き出す。

「よし、居ない」

気苦労だったのだ。が、前に居なかっただけではないのか。
横は?上は?下は?

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考えるのも面倒になってきたところだが目を開けるわけにはいかない。
しかし居る気がするのだ。
見たことの無い何かがそこら中に。

声も聞こえる。誰がなんといってもだ。
これはお化けに違いなのだ。
笑い声がとても耳障りだ。

こんなに人を不愉快にさせるものなど、”お化けなのだろう”。

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"お化け"は悪いものなのだ。
弱者にじわりじわりと近寄り、じりじりと衰弱させる。
精神的な疲労か。

呪いか。

それはわからない。しかしだ。
この世の中を確実に悪い方向へ持っていっている存在なのだ。

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クランブル交差点で、杖を持った男は一人立ち止まっていた。

~~~見える闇【完】~~~
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