日々の演習 【連ねる1000句 10月 第 2 回目】 10 / 9 (夜) 2017 ぐずみ
21 大銀河アインシュタインべろを出す
22 愛は非平衡の熱力学
23 手を停めぬ庶民の暮し秋の昼
24 秋夕焼浜を西へと白馬駆け
25 立詰めの龍馬の像や夏終る
26 虫籠の扉を開けて庭に置く
27 秋服やパリコレ歳時記に例句
28 点滴の滴かなかな聴いてをる
29 大正の女のごとし曼珠沙華
30 踊り手のゐるが不思議の風の盆
31 断腸花名を聞き前に立ち止まる
32 みなし子の揺れて原発作業員
33 けふからは秋の海月と身構える
34 狐花優しいゴンはもういない
35 虫の声途切れぬように車椅子
36 蕎麦切りの信濃の土に一茶かな
37 秋晴の浜を駆け往く白馬かな
38 芒野をはしきψυχή の白馬かな
39 ジャズピアノ四小節を虚栗
40 今年米売りに出たるにいいな千
41 秋の夜や現代絵画の色に酔ふ
41 鰯雲流れる向きに目を凝らす
42 穴惑ひ就職活動する学生 <学生>が平凡、と考えて、・・・
43 彼岸過ぎどつと崩れる曼珠沙華
44 写真屋の悦ぶ顔や木守柿
47 長月やふと涌いて出たロシヤ暦
48 ラジオ体操もらうハンコに蝉時雨
48 三越のライオンの顔秋暑し
49 秋夕焼背なに家路につきにけり
50 平成の次の平和を考える